裏岩手縦走 ガイド登山
 


2015年9月26日(土)〜27日(日)

 メンバー:木島さん(神奈川県)、小田中 智
 コース:松川温泉〜三ッ石山荘〜三ッ石山〜大深岳〜大深山荘〜嶮岨森〜諸桧岳〜畚岳〜八幡平


 紅葉真っ盛りの時期に、岩手の山を歩きたいとの依頼があったので、裏岩手を1泊2日でのんびり紅葉を眺めながらのコースを提案した。
 先日、北海道に行っている時に、三ッ石山の紅葉が岩手日報の新聞に掲載されたらしいので、紅葉の時は間違いがなさそうだ。
 途中大深山荘に1泊すると、じっくり紅葉見物ができ、山小屋での生活も楽しめるから最高である。

26日(ガス)
 6時に盛岡駅西口でお迎えし、松川温泉へと向かう。天気予報は、今日は曇りで、明日は晴れる予報である。
 霧雨が降っているのでカッパを着て歩きだす。所々の葉は色がついているが、下の方の色づきはまだ先のようだ。
 雨は降るでもなく、晴れるでもなく、どんよりとした霧雨状態だ。しばらくすると三ッ石山荘が見え、付近の草紅葉がきれいだ。
 小屋に入ると薪ストーブが炊たかさっており、温まりながら早い昼食にする。
 山頂に近づくにしたがって、かえでがオレンジ色に染まり、紅葉の雰囲気が見え始めてきた。山頂はガスで、離れた紅葉景色はかすんで見えないが、まずまずの美しさだ。
 紅葉が新聞に出て初めての土曜日であるが、天気が悪いためか登山者は少ない。ガスってはいるが、私たちだけの山頂も悪くはない。
 三ッ沼付近は笹が多いため色づきは少ないが、小畚山から大深岳までの間が美しく、まさしく紅葉ロードだった。ナナカマドの実が真っ赤になっているが、葉は色が悪くすっかり落ちている木もあった。
 急登を終えると大深岳で、山荘の手前から右に折れ水場に行く。ここは小屋の近くに水場があるのでとても助かる。
 小屋には誰もいなかったが、お茶を飲んでいると単独の男性が来て、秋田駒ヶ岳から大白森、関東森を越えて来たという。天気が悪かったので大変だったことだろう。
 今月の末に関東森の縦走を計画していたが、都合が悪くなったため来年に持ち越しとなったコースだ。三ッ石山〜関東森〜大白森〜乳頭山〜千沼ヶ原〜滝ノ上のコースを2泊3日でのんびり縦走する予定だった。
 夕食にはまだ時間が早いので、ひと眠りする。夕食はサラダときりたんぽ鍋だ。食事しながら、それぞれの登った山の話をし、ゆっくりと楽しい時間が過ぎていった。


紅葉するカエデ


三ッ石山荘


三ッ石山山頂にて


山頂付近の紅葉


紅葉ロード


ナナカマド


大深山荘

タイム:松川温泉登山口(7:50)→三ッ石山荘(10:20〜45)→三ッ石山(11:30)→大深岳(13:50)→大深山荘(14:45)


27日(晴れ)
 小屋からは見晴らしは良くないが、少しガスってはいるが上空には青空がある。今日は天気が良さそうだ。
 嶮岨森への稜線になると鏡沼の向こうに、青空を背景にした尖がった畚岳が見える。しかし、紅葉の色づきは全くなく緑一色だ。
 登山道わきのナナカマドの葉は落ちている。早くに霜が降りたんだろうか?今年はどこの山に行ってもナナカマドには葉が付いてないのである。
 嶮岨森を過ぎるころから登山者とすれ違うようになってきた。やはり今日は登山者がかなり多そうだ。石沼を過ぎると団体も多くなってきた。
 みんな1日で松川温泉に降りるんだろうが、ただただ歩くしかない。こんなに天気が良い時には、私はのんびりゆっくりと楽しみながら歩きたい。
 畚岳のピークは間じかに見えている。分岐からはいよいよ最後の急登だ。荷物を置いて山頂に立つと、だいぶ雲が多くなっていた。
 山頂は360度の展望ではあるが山々は雲に隠れ、八幡平の山頂すら見えない。午後から雨になりそうな雰囲気だ。
 畚岳登山口から舗装道路を歩きレストハウスに着く。荷物を置いて山頂に向かう。道はコンクリートで固められた遊歩道で、ハイヒールとミニスカート姿でも歩ける道だ。
 昼時でもあり八幡沼付近は人だかりで、景色を見ながらのんびりしているようだ。
 レストハウスで食事して、松尾鉱山資料館行きのバスに乗る。乗るとすぐに雨が降ってきた。グッとタイミングだった。
 資料館からはすぐに松川温泉行きのバスがあり、タクシー代がもうかった。松川荘で汗を流し、盛岡へと帰る。
 木島さんには、今年3回も岩手の山にいらしていただいた。


鏡沼と畚岳


石沼


畚岳


畚岳


畚岳山頂にて

タイム:大深山荘(7:00)→諸桧岳(9:20)→畚岳(10:35)→八幡平(11:50)


 1日目の天候はイマイチであったが、紅葉の裏岩手縦走は素晴らしかった。避難小屋での1泊は、食べて飲むのも楽しみであるが、それ以上に語り合える時間が豊富にあるのが楽しい。
 山で泊まることは、山を3倍楽しむことができる。今の私は、まだ荷物を背負って歩けるので、ぜひ避難小屋やテント泊で岩手の山にいらしてください。
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