岩手山 御神坂コース 冬山トレーニング
 


2016年11月19日(土)〜20日(日)
 メンバー:佐藤 博、小田中 智
 コース:御神坂駐車場〜大滝展望台〜不動平 往復


 冬山に向けて体力強化と脚力強化のため、岩手山御神坂コースを選んだ。このコースはワラジ脱場まではダラダラと緩傾斜で長いが、そこから上は一気に高度を稼ぐため急傾斜の登りとなる。
 夏でも荷物を背負っての登りはキツく、冬は急傾斜のラッセルが厳しいコースである。トレーニングにはもってこいのコースだ。

19日(土)
 7時に佐藤君を迎えて小岩井へ向かう。先週の上坊コース後に高所でも雨が降ったらしく、車窓から見る岩手山は雪が少ない。
 駐車場には佐藤君の知り合いがおり一緒に登っていく。今日のザックの重量は22kg程である。天気予報では今日も明日も天気はあまりよくない予報で、雨に当たらないことを祈る。
 展望台から眺める御神坂沢大滝は氷結して氷柱になっている。この滝は沢の中間部にあり、落差が50m程ある垂直の滝で、夏場は左から巻き気味に登る登攀ルートがある。
 展望台で西館さんと分れる。いよいよ霧雨になってきたのでカッパを着るが、急な登りにペースはさらに落ちていった。傘締めの岩場を超えると登りは徐々に緩くなっていった。
 ガスっていて風は弱いながらもだんだん寒くなってきた。雪は多くはないが固くなっているので歩きやすい。鬼ヶ城分岐から不動平への下りは少し急で、雪は硬くなっていたがアイゼンをつけず、ステップを刻みながら下って行く。
 避難小屋の入口は吹きだまりで埋まっており冬期入口から入る。体は冷えていたので熱いカルピスが美味しい。
 ツエルトを張りコタツを組み立てる。体が温まると眠くなり、時間も早いので横になる。
 私の夕食はホルモン炒めと刺身である。佐藤君は真空パックの機械を持っているので、色々な料理を作って真空パックにして持参してきた。
 ビールで乾杯し、お互いの食料を半分こしながら摘む。日本酒は500ml持ってきたので熱燗でいただく。最近の晩酌はすぐ酔わないように、次の日が楽なようにウイスキーにしているが、山で飲む日本酒は特に美味しく、しみじみと幸せを感じる。


大滝展望台から見る御神坂沢


御神坂沢大滝


傘締め下の岩場


傘締めの岩峰


鬼ヶ城分岐


不動平避難小屋

タイム:駐車場(8:40)→大滝展望台(11:05〜30)→不動平小屋(14:50)


20日(霧雨のち曇り)
 昨夜は早くに寝たはずであるが、起きたのは7時を過ぎていた。外に出ると霧雨なので、今日はこのまま下山することにする。
 下っていくと、下界は雨が降っていないとみえ登ってくる人がおり、傘締めでは盛岡山想会の3人と出会った。やがて団体さんも登ってきて結構な登山者と出会った。
 駐車場のすぐ手前で雨が降ってきた。今日は暖かいので上も雨だろう。

タイム:小屋(9:15)→駐車場(12:20)
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