侍浜 展望台エリア クライミング
 


2020年8月11日(火)
 メンバー:小田中 智
 ルート:展望台エリアエリア 入学試験(5.10a)


 侍浜は、久慈市の北郊外に位置する花崗岩のリアス式海岸で、南北10kmあまりの海岸線にクライミング用岩場が点在している。多くのウェブサイトや書籍でも紹介されており、全国的に知られている岩場である。
 ロープクライミングのメインの岩場は横沼展望台付近にある。 その入口には横沼展望台の案内板が立っており、そこの車道脇に駐車し、 駐車地点から歩道を少し進むと、横沼展望台に着く。展望台直下が絶壁で高さは22m近くあり、垂直に切り立った平板のような花崗岩の岩壁である。
 横沼展望台の少し北側には北侍浜キャンプ場がある。 北侍浜キャンプ場に隣接する岩場をはじめ、海岸線の数カ所に、ボルダリング用エリアやロープクライミング用エリアが点在している。

 7月に入ると雨続きとなり、2日間雨が降らない日がなくなった。8月に入ると雨は少なくなったものの気温が上昇し、登山やクライミングには暑すぎる日が続いてきた。
 お盆まじかになってやっと2日間の好天が期待できたので、単独で侍浜に行くことにした。6月に車に手作りのベットを作り、さらに窓用の防虫ネットも購入したので、車中泊が快適となったのである。
 クライミングシューズを新しく購入し、セルフビレイ用具も新調したので、今回はその使い初めでもある。

 7時過ぎに出発するが途中で眠くなり仮眠する。遅く着いても明日もあるので気にする必要はない。今日はかなり暑いが浜風が吹くことを期待する。
 展望台に着いたのは昼近くとなり、まずはお湯を沸かしラーメンの昼食にする。日差しは強いが浜風が吹き日陰はいく分涼しい。眺める海は青く、岸の岩に打ち寄せる波は真っ白で美しい眺めだ。このまま昼寝をしたい気分だ。
 入学試験ルートの上にザイルを固定し、懸垂下降で取付きへと下って行く。ルートは太陽がもろに差し込み下るだけでも暑い。取付きは午後になったので日陰となりいく分涼しい感じだ。
 新しいミウラーVSのシューズを履き、登行システムはシャントを使用し登りだす。まずは2m程登ってぶら下がり、制動の確認をする。
 7月になって雨の日が多くなったため、1ヵ月ぶりのクライミングだ。なんか体はかたく何度もぶら下がり、時間がかかっているうちに爪先が痛くなってきた。シューズに十分なしなりを加えてないので硬すぎるせいだ。
 あまりにもぎこちない登り方だったので、別のシューズに履き替えてもう一度登る。体もなじんだせいか登りはスムーズになったが爪先はまだ痛んでいた。
 のんびり海を眺めながら休憩し、シューズを履いて立ってみると、爪先では体重をかけれないほど痛いので今日は止めにする。明日のためにザイルは回収せず、用具も日陰に残しておく。
 街のスーパーに買い出しに行き、戻ってキノコの湯で汗を流す。キャンプ場の駐車場に車を止め、まだ時間は早いが一人宴会を始める。今日も暑かっただけに冷たいビールが美味い。

 ゆっくり起きて朝食を食べ、岩場へ向かう。ハーネスを付けシューズを履くと、爪先が痛くて爪先立ちができなかった。ズックでは何ともないのだが、登れそうにもないので残念ではあるが帰ることにする。今回はたった2本登っただけである。
 二戸の友人である種村さん宅で昼食をご馳走になり、矢巾へとゆっくり帰っていく。今日も日差しが強く暑い。


取付きから見る海辺


入学試験のルート


横沼展望台から眺める海岸線
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