早池峰山 小田越 ガイド登山
 


2015年9月3日(木)
 メンバー:鵜沢さん(神奈川県)、小田中 智
 コース:小田越〜五合目御金蔵〜御田植場〜早池峰山 往復


 10月に涸沢ツアーに参加したいので、トレーニング登山として早池峰山に行きたいとのご依頼をいただいた。
2日の登山予定で駅前に前泊していただいたが、朝から雨で風も強い予報だった。翌日は晴れる予報なので、初めての早池峰山に遠方から来ていただいたので、天気の良い翌日に延期することにした。

2日
 山は翌日に伸ばしたので、せっかくだから平泉の観光をすることにした。9時にお迎えに行き、平泉に向かう。
一昨年世界遺産になった平泉であるが、世界遺産になってからの平泉は私は初めてであった。天気は回復し青空も見えてきた。
 金色堂のまでの参道には両脇に色んなお堂などがあるが、今までほとんどを素通りしていたが、今日は全てを見て回った。あらためて中尊寺の凄さが分かったような気がする。
 ゆっくりまわったのでお昼時はすっかり過ぎていたが、境内の中にある食堂で日本蕎麦をいただく。
 今日は大迫町にぶどうの湯があるホテルステイヒルに泊まることにしていたので、そこに向かう。ホテルはビジネスホテルで夕食はないので、近くのスーパーで買い物しホテルに入る。
 ホテルの向かいにはレストランベルンドルフがあるが、今日は定休日だった。私はつまみを食べながらウイスキーをいただき、早めに休む。

3日(晴れ)
 ホテルを6時に出発し、小田越に向かう。奥の駐車スペースに車を止める。曇り空ではあるが上部の岩場が見え青空も覗いている。
 一合目で降りてきた5人に出会うと、昨日は風が強くて降りれなかったので山頂の避難小屋に泊まったと言っていた。やはり昨日は風が強く、今日に延期したのは正解だった。今日は風が穏やかで青空も広がり、さわやかな初秋の山である。
 後ろを振り返ると薬師岳の奥に片羽山がかすんで見えている。適度に風が吹くので暑くはなく、大して汗もかかない。花はほとんど終わっており、ウメバチソウとミネウスユキソウがかろうじて咲いていた。
 山頂手前の御田植場のお花畑にも花はなく、アキノキリンソウも終わる寸前だ。ナナカマドの実はいくらか赤く色づいている。青空にはスジ雲が走り、サーッと流れる雲は秋を感じさせていた。
 山頂には数人の登山者がいたが、珍しく静かな山頂だ。裏手に回ると岩手山は雲に隠れ、秋田駒がうっすらと見えていた。ゆっくりと食事をして、のんびり下って行く。
 あと20日ほどすると赤と黄色に染まり始めることだろう。上部は岩場とハイ松が多いので、紅葉は小田越付近が一番美しい。
 小田越からの下りで単独の2名を乗せ河原坊まで送る。岳で車を止め、岳神社にお参りする。ここを訪れたのは、もう40年も前のような気がする。
 ぶどうの湯で入浴し、盛岡駅でお別れする。


御田植場から山頂へ


早池峰山山頂


山頂にて


山頂にて


この岩は何に見えますか?


中岳、鶏頭山、毛無森への縦走路


薬師岳、片羽山と五葉山(左)


剣ヶ峰への稜線


鉄梯子脇の岩場


山頂への稜線


一合目から


小田越にて


岳神社の鳥居


岳神社

タイム:小田越(7:20)→山頂(10:30〜11:30)→小田越(14:00)



ホテルステイヒル ぶどうの湯
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