三ッ石山荘 荷上げ
 


2015年11月14日(土)〜15日(日)
 メンバー:佐藤 博、小田中 智
 コース:松川温泉〜三ッ石山荘 往復


 1月の連休に三ッ石山募集登山があり、三ッ石山荘に1泊するため薪の荷上げが必要だ。
 通常なら日帰りが十分可能であるが、冬山が初めての方たち対象なので、ゆっくりじっくり冬山を満喫するためあえて避難小屋に1泊し、薪ストーブを利用してぬくぬくの小屋泊まりを体験してもらうことを目的とした。
 友人の佐藤君も参加するので、荷上げも手伝ってもらうことになった。せっかく行くのだから、我々ものんびり小屋泊まりを楽しむことにした。

14日(小雨) 
 朝から小雨が降っているが荷上げは今日しかできないので、今夜焚く薪を追加するため佐藤君の別荘に寄り、ザックに薪を詰める。薪12本を詰め込むと私のザックの重さは25kg程になった。
 松川からのコースはぬかるみだらけのコースなので、スパイク長靴を履き、カッパを着て出発する。最初の急登の階段は足を上げるのがきつかったが、階段が終わると登りやすくなった。
 一休みすると、佐藤君は落ちているブナの実を集め始めた。ブナの実は三角形の小さな粒で、それをむいて食べると美味しいと言う。今夜ご馳走になることにする。
 雨のため、ぬかるみが多い登山道では長靴が快適だ。途中でこの辺を委託管理している登山ガイドに会う。小屋の冬じまいをして帰る途中だった。
 小屋は雨戸が閉まりうす暗かった。ストーブに薪を入れて燃やすが、佐藤君いわく、燃焼効率が悪いストーブだと言う。薪とペレットを使える構造で、薪が多く入らないためオキが作れなく薪が燃えずらかった。
 腹が減ったのでお好み焼きを焼く。拾ってきたブナの実をむいて入れるが、クルミの味がして結構うまかった。まだ時間が早いのでシュラフに潜ってひと眠りする。
 今夜の夕食は、野菜サラダ、ホルモン鍋、刺身である。ストーブを囲み、まずはビールで乾杯する。山で何が楽しいったって、これが一番である。親しい友と飲んで食べながら語る時こそ最高なのだ。
 ようやく、しだいに暗くなり始めた。外は小雨でガスがかかり風も出てきた。ビールの後は、久しぶりに飲む日本酒だ。2人だけの貸切の山小屋は静かでいい。
 ビール500ml2本、日本酒500mlを2人で飲むと酔ってきた。ウイスキーを少し飲むと酔いが回り、時間は早いが寝ることにする。ずいぶん飲めなくなったもんだ。昔は倍の量を飲んだもんである。

15日(小雨)
 山に来ると不思議と眠れる。家では早朝2回目のトイレに起きると、中々眠れなくなるのであるが、山では再び眠れるのである。昨夜は19時ころには眠ったが、もう8時を過ぎているのである。
 今朝も雨降りでガスっている。今日は山頂に行かないのでゆっくりでもいいのだ。鍋焼きうどんの朝食を食べてパッキングをする。地下室に荷上げした薪を入れて、カッパを着て下って行く。
 佐藤君は途中でまたブナの実を拾っていた。雨のため今日も登山者には会わず、2日間とも貸切の三ッ石山だった。
 佐藤君の別荘で入浴する。この別荘は温泉付きで、掛け流しの湯である。12月29日にはここで、気の合った仲間と忘年会をすることにした。
 この山行の写真は、コピー中に消去してしまったため、残念ながら無くなってしまいました。
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