シラネアオイが見頃の岩手山 焼走り
 


2017年6月6日(火)

 メンバー:小田中 智
 コース:焼走り登山口〜第一噴出口跡〜平笠不動小屋〜頂上 往復


 コマクサにはまだ早いが、天気が良い予報なのでトレーニングがてら、焼走りから登ることにした。
 予報通り雲一つない快晴の空である。昨日まで雨降りだったので焼走りから眺める岩手山はクッキリ見えて美しい姿だ。
 駐車場で出会った方から、第二噴出口跡付近には今の時期に、ツバメオモトの群落があることを聞いた。
 8時を過ぎたばかりであるが樹林帯ではセミの大合唱が轟きわたっている。木々には緑の葉が茂り新緑も真っ盛りである。小鳥のさえずりも聞こえ、心地よさを感じながら登っていく。
 第二噴出口跡の標識付近には幾らかのツバメオモトが咲いていたが、残念ながら終わっていた。今年は山の上半部は遅くに降った雪で雪が多いように思えたが、降雪量は多くはないので下半部の花の開花は早かったのだろう。
 ツルハシを過ぎるとシラネアオイが出始め、登るごとに数が多くなってきた。例年、平笠不動小屋手前までシラネアオイの群落が見られる場所だ。また、ミネザクラも咲き始めている。
 日差しが強い割には爽やかな風が吹き、所々に残雪が現れ、その付近は冷気もあり涼しく最高の登山日和である。
 小屋付近は残雪が豊富で、白と緑のコントラストもいい感じだ。外輪へと登っていくと黒い稜線の鬼ヶ城ごしに、多くの残雪が残る秋田駒ヶ岳が見える。
 外輪に出ると、駒ヶ岳の左に真っ白い鳥海山がボンヤリ見えている。他に、焼石連峰、和賀岳、森吉山、八甲田連峰、早池峰山が見える。あまりにも天気が良すぎるせいか山々は霞んでいる。それで岩手山山頂からの眺めは素晴らしい+。
 山頂は風も弱く暖かいせいか虫が多い。最近、特に多くなったように感じる。カップラーメンとおにぎりの昼食にする。山頂でカップラーメンを食べるのはなかなか無いことでもある。
 登るときに花を眺めてきたので、あとは長い道のりをひたすら下るだけだ。


第一噴出口跡から見る溶岩流


新緑と外輪


シラネアオイ


平笠不動小屋


山頂方面


鬼ヶ城と秋田駒ヶ岳


山頂に向かって


屏風尾根と八幡平方面


岩手山山頂

タイム:登山口(8:05)→第一噴出口跡(9:50)→平笠不動小屋(11:55)→頂上(12:55)→登山口(15:20)
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