岩手山 馬返し ガイド登山
 


2015年5月27日(水)
 メンバー:秋山さん、根立さん、上原さん、小田中 智
 コース:馬返し〜五合目〜八合目避難小屋〜岩手山山頂 往復


 募集登山として平日に企画したところ、遠方から3名の参加をいただいた。
 今年は雪が少ないので、昨年よりも花が多く咲いていると思うと楽しみである。

27日(曇りのち小雨)
 盛岡駅付近で3名を迎え、登山口に向かう。今日は曇りの予報で、岩手山の姿は残念ながら望めなかった。
 まだ6時前ではあるが、すでに3台の車が止まっていた。体操をして登り始める。小鳥がさえずる樹林帯は新緑がとても美しく、今が見ごろである。の
 間もなく濃いオレンジ色の山ツツジが咲いており、緑の中にオレンジが映えて美しい。しばらくするとやっと目当てのシラネアオイが現れ、大きな花弁が誇らしげに咲いていた。
 二合目から見える山稜は、五合目から先は雲がかかっている。今のところはまずまずの視界で、青空も所々に見えていて幾分風もあり涼しい。
 三合目を過ぎるとチングルマ、イワカガミ、ミヤマキンバイが咲いている。やはり岩手山も花が咲くのが早いようだ。五合目を過ぎるとミネザクラが咲き、もう間もなく満開になりそうだ。
 六合目の大蔵石を過ぎると白い花弁のシラネアオイが現れ、低木の下にはシラネアオイの大群落があった。こんな群落を見たのは初めてで、白い花とともに感動した。
 ゆっくりゆっくり登り、七合目に着くとお鉢が見えるまでに天候が回復してきた。山頂での好天が期待できそうだ。皆さんは岩手山が初めての方ばかりなので、ぜひ晴れてほしいと願う。
 八合目小屋の水は、雪が少ないせいか勢いよく出ていた。昨年の今頃は八合目から不動平まで雪が残っていたが、今年はほとんど夏道が出ていた。
 外輪への登りは近道を通り、登りずらい砂礫をゆっくりと登って行く。お鉢からは近場の所は見えているが、鬼ヶ城を境にして奥の山々は全く望めない。
 山頂での眺めは良くはないが、お鉢の周りはしっかり見えている。山頂に居たパーティに撮影を頼むと、登山ガイドの大友さんだった。ガスり始めてきたので思い思いの写真を撮って立ち去る。
 右回りでお鉢を回り、故杉村君が亡くなった付近の岩峰にお供えをして手を合わせる。お鉢の中に入り。岩手山神社奥宮に全員でお参りをする。
 不動平の避難小屋に入り遅い昼食にする。13時になっていたので皆ハラペコだった。八合目の小屋に戻ると登山者は誰もいなく、残っているのは我々と後から登って行ったもう1パーティだけだろう。
 お花は登るときにいっぱい眺めたので、下りに集中してゆっくり下って行く。六合目付近で雨が落ちてきたが下は日が照っているのですぐに止むことだろう。
 しかし、下るにしたがい小雨となりカッパを着る。濡れ始めた岩場に注意しながら下って行く。駐車場に着き、長かった1日に苦労を込めて握手する。
 お山の湯で汗を流し、盛岡駅でお別れした。


登山口の馬返し


ヤマツツジ


タニウツギ


ムラサキヤシオツツジ


シラネアオイ


??


シロバナエゾアジサイ


イワカガミ


チングルマとムシトリスミレ


ミヤマキンバイ


四合目


チングルマ


ムシトリスミレ


ミネザクラ


白いシラネアオイ


シラネアオイの大群落 奥にも咲いている


六合目大蔵石


七合目から見るお鉢


八合目避難小屋


不動平


お鉢から見る山頂


妙高岳


山頂にて


奥の宮近くの剣


岩手山神社奥の宮

タイム:馬返し(6:25)→四合目(8:50)→八合目小屋(10:45〜11:00)→頂上(12:05)→不動平小屋(13:00〜30)→
    馬返し(16:30)

 下山時には小雨に見舞われたが、まずまずの天気に恵まれ4人での山旅は楽しかった。思った以上にお花も咲いており、シラネアオイの大群落には驚きと感動した。
 こんな楽しい山行と素晴らしかったお花を見れたことに感謝します。
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