岩手山 焼走り
 


2017年4月24日(月)

 メンバー:小田中 智
 コース:焼走り駐車場〜第一噴出口跡〜ダイレクト〜外輪〜頂上 往復


 前回山に行ってから2週間空いてしまったので、天気予報に誘われて岩手山焼走りから登ることにする。
第一噴出口跡から外輪までまっすぐ登っていくのであるが、帰りは真っ直ぐ尻滑りで下るのが、今の時期ならではの下り方だ。
ネットでヒップソリを購入したので試してみるのが楽しみだ。

 自宅を6時前に出て焼走りへ向かう。天気は快晴で雲一つなく、真っ青な空を背景に上半分がまだ真っ白い岩手山が美しい。
 車は1台もなく、馬返しから比べると静かなコースだ。1時間ほど登ると雪が出てきて、昨日のトレースをたどる。
 爽やかな朝の樹林帯では、清らかな小鳥の鳴き声が聞こえた。今まで冬の間は小鳥の声が全く聞こえなかったが、寒い冬場はどこに隠れているのだろうか?
 第一噴出口跡からは快晴で、真っ青な空の中に外輪が見えている。白い雪原が外輪まで続き、その後ろは濃い青の雲だ。風もさほどないので穏やかである。
 ここから外輪目指して真っ直ぐに登っていく。雪はすでに柔らかくなり10cm近くもぐり、日差しは強く暑い。噴出口跡に1つの人影が見えた。
 快晴の山は久しぶりである。今日は月曜日であり、日曜日が天気が良い確率は低いように感じる。途中で追い抜かれ前者のトレースをたどる。
 外輪直下の岩稜は氷が張り付いていた。今年は遅く雪が降り始め最近でも雪が降っているようで、標高が高い山はまだ冬である。
 山頂も快晴で馬返し方面からの登山者の姿が多く見られた。焼走りからは2人だけの登頂だったが、登りやすい馬返しコースは天気が良いと登山者の数が多くなってきた。
 天気が良いわりには遠くの山は早池峰山、森吉山くらいしか見えないが、真っ白い山々の姿は美しい。
 下りは雪のある斜面を下り、傾斜が少し緩くなった所から尻滑りをする。雪はザラメ状態なので適度なスピードで噴出口跡まで滑る。春山はこれがあるから一段と楽しさが増す。今回持参したヒップソリは、スピードが出すぎるため使わなかった。
 宮古から来たという単独の方と話をしながら一緒に下る。焼走りの湯の風呂場から久々に岩手山の姿が見れた。


第一噴出口跡から溶岩流


第一噴出口跡から外輪


外輪目指して


振り返った溶岩流


もう少しで外輪


外輪直下の岩稜


外輪から山頂


岩手山山頂


黒倉山から裏岩手


鬼ヶ城と秋田駒ヶ岳


内輪の妙高岳


尻滑りのライン

タイム:焼走り(6:50)→第一噴出口跡(8:50)→頂上(12:00)→焼走り(14:20)
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