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2015年6月25日(木)〜29日(月)
メンバー:加藤さん(千葉県)、小松崎さん(神奈川県)、櫻田さん(岩手県)、野里さん(岩手県)、小田中 智
コース:雨竜沼/南暑寒荘〜雨竜沼湿原〜955.7mピーク 往復
暑寒別岳/暑寒荘〜滝見台〜暑寒別岳〜箸別コース〜箸別登山口
空沼岳/登山口〜万計沼〜真簾沼 往復
暑寒別岳登山は、昨年からの依頼をいただいていた。
暑寒別岳から南署寒岳そして雨竜沼湿原へと縦走したかったが、長時間の行動と車の回収を考えると縦走は無理なので、それぞれを往復してじっくりお花見をすることにした。
雨竜沼湿原は、標高850mの溶岩台地に百数十個の池塘が点在し、多種の高山植物が咲き、暑寒別天売焼尻国定公園に指定されている。
暑寒別岳は、湿原を抱く増毛山地の最高峰で、固有種のマシケゲンゲ、マシケオトギリ、マシケレイジンソウが咲く花の百名山である。
空沼岳は、札幌市内にほど近く、中腹には万計沼、真簾沼、空沼を抱き、花の百名山に入っている。
早くから日程を決めていたため、出発日には苫小牧港行きの夜行便が欠航になっており、しかたなく函館港から行くことになった。
25日
盛岡組を迎え、新青森駅で東京組と合流し、青森港から函館行の船に乗る。この船は3時間半で函館港に着いてしまうので、ゆっくり眠ることができない。
26日(曇り時々晴れ)
夜中の2時頃に函館港に着き、眠らないでそのまま札幌へと走って行く。ガソリンがなくなってきたので有珠山SAに寄ったら閉っており、仕方なく室蘭で高速道を降り車のお腹をいっぱいにする。
櫻田さんが作ってきてくれた朝食をパーキングでご馳走になり、眠気に襲われていたので40分眠る。起きると頭はスッキリし、運転に専念する。
深川ICで高速道を降り、雨竜町に向かう。暑寒ダムから所々舗装になった林道を進むと、登山口の南暑寒荘に着いた。手入れのいきとどいた公園にはキャンプ場があり、立派な小屋には管理人がいて、管理寄付金1人500円を支払った。
沢沿いの登山道を歩いて行くと、落差36mの白竜ノ滝が水しぶきをあげていた。道脇には花が咲き始め、不思議なザゼンソウがあった。
2ヵ所の吊り橋を渡ると急登となり、登りきると湿原の入口で、外来種の侵入を防ぐため沢で靴を洗う。見る花は本州の花に比べると葉も花も大きく感じられる。
テラス手前でやっと池塘が見え始め、奥に残雪が残る南暑寒岳と暑寒別岳が見えた。池塘の周りにはワタスゲが咲いているが、やはり北海道も花の咲く時期が早いようだ。
1本の木道が真っすぐ直線で伸びている所があり、湿原の大きさを感じさせられる。木道脇には数々の花が咲いているが、大きな花弁は離れている所に咲いていて近づくことができない。
時間は押しているが、せっかくだから湿原出口から955.7mピークに向かう。ピークからは湿原全体が見渡せたのであるが、笹が伸びたせいか半分ほどしか見えないが、それでもかなり広い。
道の左右には太い笹竹があり、誰かが太いタケノコを取り始めると皆が取り始め、時間がないので明日の夜に食べる分だけ取る。サイズはみな太いので、焼いて食べたらうまそうだ。
時間は大分押しているので下りに専念し、一方通行の木道を歩いて行く。紅葉の時期も綺麗なことだろう。
雨竜町に戻り、道道233号を留萌へ向かう。ほとんど車は通らず、まるで高速道を走っているようだ。231号を増毛町に入り、今日の宿「民宿 たけうち」に着く。
この宿は海辺に面しており、目の前には日本海の海が広がっている。もしかしたら、今日は夕日が見れるかもしれない。
風呂で汗を流し、食事時間を延ばして夕日を見ていた。残念ながらもう少しのところでジュッとはこなかったが、まずまずの夕日を見ることができた。
風呂上がりに飲むビールはおいしく、昨夜の寝不足もあり、部屋に戻るとすぐに眠りこんだ。
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南暑寒荘
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タニウツギ
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ハクサンチドリ
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オオバユキザサ
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オオバミズホオズキ
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白竜ノ滝
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ザゼンソウ
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ニリンソウ
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マイズルソウと蛾
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急登を登りきった河原
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チシマノキンバイソウ
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オオバタチツボスミレ
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サンカヨウ
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ノウゴウイチゴ
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シラネアオイ
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ツマトリソウ
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暑寒別岳と南署寒岳
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湿原にて
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ミヤマキンポウゲ
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ハクサンチドリ
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ワタスゲ
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エンレイソウ
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暑寒別岳と池塘
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エゾカンゾウ
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ミツガシワ
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ミヤマカラマツ
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イワイチョウ
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チングルマ
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真っすぐな木道
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池塘
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暑寒別岳
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955.7mピークから見る雨竜沼湿原
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エゾイチゲ
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ツバメオモト
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S字の池塘
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増毛町の民宿から見る夕日
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増毛町の民宿から見る夕日
タイム:南暑寒荘(10:45)→湿原入口(12:40)→955.7mピーク(14:15)→南暑寒荘(16:40)
27日(曇りのち晴れ)
5時半に食事をいただき、登山口の暑寒荘に向かう。登りは北尾根を登るが、同じコースを下山してもつまらないので、箸別コースを下山するため昨日の夕方迎えのタクシーを予約した。
暑寒荘に向かう道路はフルーツロードでサクランボがたくさんあり、帰りに買って食べようと話していた。駐車場には車が1台止まっているだけだった。
暑寒荘は重厚感ある小屋で、前には水が流れる池がありまるで庭園みたいだ。緩い登りを歩いていると若者2人が追いついてきた。岩手ナンバーを見て、学生時代に岩手大学に大学院までいたと言う。
あまりの偶然に、もっと話したかったが先へと行ってしまった。今まで年輩の登山者が多かったが、最近若者が多くなってきたように思う。うれしいことだ。
一合目の標識から緩い登りとなり、五合目手前から花が多くなってきた。五合目の水場は涸れており、雪が解けたばかりで湿地になっていた。
滝見台で見晴らしが良くなり、南暑寒岳から流れ落ちる滝が見えた。向かう暑寒別岳の谷斜面には多くの残雪が残っている。曇り空ではあるが、山が見えるだけでもありがたい。上空は明るいので午後からは晴れるかもしれない。
扇風岩は眺めが良くグッと稜線が近づき、下山する箸別コースの稜線が見えている。向かう山頂は稜線の陰で見えていない。西暑寒岳へは登山道は無いが、谷筋には多くの残雪が残り迫力ある山容だ。
ロープがある急なガレを越えると平坦な稜線となり、紫色のマシケゲンゲが群落で咲いていた。エゾノハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマアズマギク、チングルマが咲くお花畑だ。
ガスり寒くなってきたのでカッパを着て、写真撮りに夢中だ。ほんとうに素晴らしい光景だ。ここは素敵過ぎて別世界にいるような感じだ。天気が良かったら花に抱かれて昼寝をしたい。
山頂に向かう道は平坦でエゾノハクサンイチゲロードだ。急に目の前に石盛りが見え山頂に着いた。ガスで回りの景色は見えないが、記念撮影をして昼食にする。
食事をしているとガスが流れ、目の前に迫力ある登山道がない郡別岳と奥徳富岳が見えた。南東には南暑寒岳から昨日行った雨竜沼湿原が見えている。いい眺めだ。
分岐から箸別コースへ下って行くと、エゾノハクサンイチゲの群落が広がりマシケゲンゲも咲いていた。下るごとにハクサンイチゲの群落が広がり、ミヤマキンバイや背丈の低いシラネアオイ、チシマフウロが、少しの高度差によって交代で加わり楽しませてくれた。この光景には涙が出るほど感動した。
八合目を過ぎるとグチャグチャ道となり、滑って転ばないように下りに専念した。タクシーの迎えを16時30分に伸ばし、ドンドン下って行く。所々には大量のヒグマの糞が置いてあった。ここはヒグマの縄張りである。
少し早足で下って行くと、時間的にはギリギリの到着だ。二合目から下が思いのほか長く時計を見ながら下っていると、タクシーから電話がかかってきた。
少し時間をオーバーしそうなので早足で下って行く。15分ほど遅れて着くとさんざん嫌みを言われ、予約が入っているので車を置いてある暑寒荘まで行けないと言う。仕方がないので民宿まで乗せてもらう。
車の中でも嫌みを言われ、肝っ玉の小さい奴と思ったが、遅れたのは我々である。民宿のおばちゃんに相談すると、パートのお姉さんが乗せて行ってくれることになり、感謝である。
帰りにサクランボロードでサクランボを買い、オーベルジュましけの温泉で汗を流し、民宿に戻る。今日は曇りのため夕日は全然だった。
夕食は、昨日取ったタケノコ焼きとふんぱつ追加した料理である。ウニ、アワビ、ホタテ、ホヤ、エビと生物が超豪華で、ビールがうまい。昨夜の料理に比べると雲泥の差で、料金をプラスしただけに文句のない豪華さだ。
ビールを飲んで部屋に戻るとキューパタンだった。
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暑寒荘
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暑寒荘前の庭園
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ヒオウギアヤメ
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ギンリョウソウ
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シラネアオイ
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白いシラネアオイ
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暑寒別岳手前の稜線
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オオバキスミレ
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ゴゼンタチバナ
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ミヤマハンショウズル
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ナナカマド
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3.??
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扇風岩から見る稜線
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西暑寒岳
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4.??
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松の実
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エゾイチゲ
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ウコンウツギ
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ミヤマキンポウゲ
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マシケゲンゲ
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エゾノハクサンイチゲ
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チングルマ
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ミヤマアズマギク
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アオノツガザクラ
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暑寒別岳山頂
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奥徳富岳(左)、群別岳(右)
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南暑寒岳と雨竜沼湿原
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西暑寒岳
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エゾノハクサンイチゲの群落
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マシケゲンゲ
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エゾノハクサンイチゲの群落と南署寒岳
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箸別コースの群落
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ヨツバシオガマ
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シナノミンバイ
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チシマフウロ
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エゾツツジ
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ミヤマオダマキ
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ツバメオモト
タイム:暑寒荘(7:00)→滝見台(10:30)→扇風岩(11:15)→暑寒別岳(12:50〜13:25)→箸別駐車場(16:45)
28日(小雨)
6時に食事し札幌に向かって出発する。札幌市内を通り、ナビに導かれるままに登山口に向かう。市街に入ると小雨が降ってきた。
登山口のずっと手前に車が止まっていると思って入って行くと、空きスペースには次々と車が止まっていた。駐車場が狭いから手前に車を止めているのだと思いながらも入って行くと、どこにも止めるスペースは無く、ユータンもできないのでバックでしばらく戻る。ササ藪に入ると止めれそうな所があったので入ってみる。こういう時に4WDはありがたい。
小雨が降っているので雨具を着用して歩き始める。道は沢沿いで数回沢を渡りながら登って行く。
緩やかな登りをしばrく登ると万計沼が近づき、沼の手前は滑りそうな斜面でロープが張ってあり、下の沢に切れた場所だ。
万計山荘は古い木造の建物で、休むには靴を脱がないといけないので、軒下の椅子で昼食にする。万計沼は思ったより大きく、緑っぽい水面で回りは広葉樹に囲まれているため、紅葉はさぞ美しいことだろう。札幌市内に近いので、多くの市民が訪れることだろう。
時間的に押しているのと雨降りのため山頂は無理と判断し、真簾沼まで行って戻ることにする。登って行くと次から次に下山者が下ってきて、中には中学生の団体がいた。先生が引率して登ってきたと思うと嬉しくなる。昔は学校や町内会で子供たちを連れて登山していたが、今は色々な問題があるのか中々見かけられなくなった。
真簾沼はかなり大きい沼で、湖面にうっすらガスがかかり神秘的な雰囲気をかもしだしていた。残念ではあるがここで下山することにする。
万計沼下のロープが張ってある所を慎重に通過し、小雨降る登山道を登山口へと下って行く。車を止めた付近には何故かタクシーが1台止まっているだけだった。
支笏湖を経由して苫小牧に入り、日帰り温泉「苫小牧温泉 ほのか」で汗を流す。一日中カッパを着て歩いていたので、汗で衣服はけっこう濡れていた。
食事してひと眠りし、船に乗り込む。
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登山口
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万計沼から流れる沢
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万計沼
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オレンジ色のキノコ
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真簾沼の左側
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真簾沼の右側
タイム:登山口(11:05)→万計沼(13:15〜55)→真簾沼(14:35)→登山口(17:30)
29日
海は波が荒かったみたいでけっこう揺れていた。7時半に八戸港に着くと天気は良かった。高速道の途中で朝食を食べ、盛岡へと帰って行く。
今年初めてのツアーは最終日以外は天気に恵まれ、増毛山地のお花を堪能でき、海の幸も沢山いただき、心に残る楽しい登山だった。
みんな3日間を頑張って歩いていただき、楽しさと美しさを分かち合うことができた。北海道は「でっかいどう」で雄大な自然は素晴らしい。 |