初冬の十和利山
 
風車付近から見る十和利山
風車付近から見る十和利山

2013年11月14日(木) 天候:快晴 メンバー:小田中 智

  コース:迷ヶ平手前〜迷ヶ平〜東線〜十和利山〜西線〜迷ヶ平〜車

 冬の十和田三山の縦走の偵察として、迷ヶ平から三ッ岳の往復を計画した。せっかく青森県に行くのであれば、1山だけではもったいないので八甲田連峰と岩木山を登る日程で行くことにする。
 天気は良い予報であるが、2日前から雪が降ったため国道454号が通行止になったが、14日昼から開通するようなので出発する。

 十和田湖に早く着いても道路状態がわるいので、6時過ぎに自宅を出発する。今朝は寒く車のフロントガラスが凍っていたが、しばらく走っていると日が当たり暖かくなってきた。
 十和田ICで高速道を降り、大湯温泉に向かうと道路には積雪があり、しばらくすると凍結した道路には事故車が脇に寄っていた。昨日タイヤ交換を済ませていたので助かった。
 国道454号は今日の昼から開通なので十和田湖には向かわず、国道104号から県道128号に入り迷ヶ平に行くことにする。
 県道128号が国道454号にぶつかる手前には風車があり、冬でも管理しているので風車までは冬でも除雪しているという。
 迷ヶ平のすぐ手前まで車で入ったがゲートがあり、車を停めるスペースがないので1.5km程戻って車を停める。県道128号から見る風車と十和利山は快晴の青空を背景に美しい。
 国道454号には10cm程の積雪があり凍結している。ゲートから間もなくで迷ヶ平に着いた。新雪がかぶった木々は陽に照らされキラキラと輝いている。
 10cm程の新雪を踏みしめながら歩き、分岐から東線へ進んで行く。急登が始まると突然トレースが現れた。蹄の跡はないので、どうやら熊さんの足跡みたいだ。長さは17cm程あり、大型の熊みたいだ。足跡の新しさから察すると、朝の散歩みたいだ。
 急な登りの登山道にしたがって上へと登っている。歩幅が同じなのでありがたく使わせていただく。後ろを振り返ると田子町の牧野が広がり、道路は通行止めになっているので静かである。
 熊のトレースは肩まで続き、藪へと消えていった。トレースのおかげで楽をさせてもらい、今度はウサギの足跡が山頂へと続いていた。
 山頂からは十和田湖が見え、十和田山の奥には真っ白い八甲田連峰が白く輝いている。北方にはこれから向かおうとする戸来岳の主峰である三ッ岳が見えている。
 山頂から西線に少し下ると三ッ岳への分岐があるが、雪で笹が被っていて藪こぎ状態だ。少し下ってみるが往復するには時間がかかり過ぎるので、三ッ岳は止めにして戻る。
 下山は西線をのんびりと下って行く。尾根から分かれる先へ下ると、伐採道路があった。4月にNHKカルチャーで来た時には無かった道路だ。
 迷ヶ平に着くと道路には車の跡がなく、通行止は解除になっていなかった。道路課に電話すると雪の状態が悪いので、春まで冬期閉鎖に入ったという。解除になっていれば明日、戸来岳に行けたがこれで山へは入れなくなってしまった。
 予定では明日は八甲田に行こうと思っていたが、向こうの道路も閉鎖で、しかも天気が悪いので移動日にすることにして、梅ちゃんに電話する。今晩は梅ちゃんの家に泊まって飲むことになった。
 時間をつぶしながら7時すぎ梅ちゃんの家に行く。一緒に飲むのは5月の連休以来である。飲みながら話す会話は楽しく、アッという間に12時を過ぎていた。

風車と十和利山
風車と十和利山

迷ヶ平
迷ヶ平

分岐点の積雪
分岐点の積雪

ゆるい登りの所から見る十和利山
ゆるい登りの所から見る十和利山

熊さんの足跡
熊さんの足跡

山頂から見る十和田湖
山頂から見る十和田湖

十和田山と八甲田連峰
十和田山と八甲田連峰

戸来岳の最高峰 三ッ岳
戸来岳の最高峰 三ッ岳

迷ヶ平の駐車場
迷ヶ平の駐車場

タイム:迷ヶ平手前(9:20)→迷ヶ平(9:40)→十和利山(11:20)→迷ヶ平(13:00〜10)→車(13:30)
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