秋田駒ヶ岳 金十郎尾根 ガイド登山
 
金十郎尾根から男岳
金十郎尾根から男岳

2013年6月26日(水) 天候:晴れ メンバー:鎌田さん、小田中 智

 コース:国見温泉登山口〜横長根〜ムーミン谷〜男岳鞍部〜男岳〜五百羅漢〜金十郎尾根〜横長根〜登山口

 6時に鎌田さんを迎えに行き、国見温泉へと向かう。先日、乳頭山で会った単独行の女性で、まだ若く体力もありそうな女性だ。
 天気は晴れであるが陽ざしはあまり強くなく、爽やかな風もあり清々しい朝だ。いつもより少し早めのペースで登っていくが、ストックを使わずピッタリと後ろについてくる。
 道すがらにはイワカガミが咲き、ピンクと白っぽい花が横長根まで続いていた。
 いろいろの種類の花を眺めながら砂礫地帯に入るとミヤマキンバイが咲き、ムーミン谷の入り口でコマクサを一株見つけた。まだ早いみたいでほとんど咲いてなかった。
 小岳の斜面入るとチングルマが咲いていたが、残雪が多くムーミン谷はまだ早いようだ。それでも女岳の斜面にはチングルマの群落があり、規模こそ小さいがみごとだ。
 男岳の斜面にはまだ残雪が残り、4月の訓練山行が思い出される。残雪を踏みしめ、男岳鞍部へと急な夏道を登って行くと、見覚えのある面々がいた。前に入っていた矢巾山好会の仲間たちだった。
 鞍部からは阿弥陀池の後方に、遠く岩手山が望まれた。山は、やはり黒々とした山より、雪で白く輝く雪山が美しい。稜線にはミヤマダイコンソウ咲いている。
 山頂からはかすかに鳥海山が見え、今度行く森吉山も見えた。これから向かう金十郎尾根の先には田沢湖が輝いていた。
 たくさんの種類の花たちに出会い、出会うたびにカメラを向け、歩くよりも立ち止まっている時間の方が長いようだった。
 五百羅漢を過ぎると女岳から流れ出た溶岩流が迫ってくる。道端にはさらに多くの花が現れ、花に詳しい秋田の方から珍種のイワカガミを教えていただく。
 下るにしたがい田沢湖が目の前に迫ってくる。彼女は体力があり元気で、花と彼女とのお話で目と耳からの楽しい花の旅はさらに続いた。
 長かった金十郎尾根も終わり横長根の鞍部に着いた。横長根への道すがらではタケノコを数本取りながら歩き、今まで見つからなかった石楠花が見つかり、私たちを歓迎してくれているかのようだ。
 横長根を過ぎたあたりで山好会の連中と再会し、階段を国見温泉へと下って行く。今回の入浴は、初めての石塚旅館の温泉に入ってみるが、内風呂や露店風呂は大きく、森山荘に比べて良いお風呂だ。
 ムーミン谷はまだひと足早かったが、数々のお花に出会い、天気が良い景色と花のマッチングがとても見事で、心に残る花の旅であった。



ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ

アカモノ
アカモノ

イワカガミ
イワカガミ

和賀連峰をバックに
和賀連峰をバックに

ナナカマド
ナナカマド

横長根
横長根

白っぽいイワカガミ
白っぽいイワカガミ

サラサドウダン
サラサドウダン

女岳と男岳
女岳と男岳



ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイ

キスミレ
キスミレ

エゾツツジ
エゾツツジ

コマクサ
コマクサ

チングルマ
チングルマ

チングルマの実
チングルマの実

ミネザクラ
ミネザクラ

ムーミン谷
ムーミン谷

チングルマ
チングルマ

シラネアオイ
シラネアオイ

男岳鞍部
男岳鞍部

男女岳
男女岳

阿弥陀池と岩手山
阿弥陀池と岩手山

男岳
男岳

和賀連峰
和賀連峰

男女岳と岩手山
男女岳と岩手山

田沢湖
田沢湖

金十郎尾根
金十郎尾根

ハクサンチドリ
ハクサンチドリ

ウスユキソウ
ウスユキソウ

珍種の白イワカガミ
珍種の白イワカガミ

ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ



ヒナザクラ
ヒナザクラ

金十郎尾根
金十郎尾根

女岳
女岳

エゾツツジとミヤマダイコンソウ
エゾツツジとミヤマダイコンソウ

金十郎尾根で
金十郎尾根で

金十郎尾根からの男岳
金十郎尾根からの男岳

女岳の溶岩流
女岳の溶岩流

白いハクサンチドリ
白いハクサンチドリが風に揺れる

男岳と女岳
男岳と女岳

ハクサンシャクナゲ
ハクサンシャクナゲ

タイム:登山口(7:20)→横長根(8:20〜30)→男岳鞍部(11:00〜10)→男岳(11:30〜12:10)→御坪分岐(13:45)→
    横長根(14:30〜40)→登山口(15:20)
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