日光白根山 盛岡山想会85周年記念登山
 


2017年10月13日(金)〜15日(日)
 メンバー:國本 旗男さん、岩舘 常蔵さん、高原 文美子さん、小田中 智
 コース:丸沼高原ロープウエイ山頂駅〜七色平北分岐〜日光白根山 往復


 盛岡山想会は今年で85周年を迎え、その記念登山として日光白根山と皇海山を企画した。9月の連休の予定であったが台風直撃のため日程を延期した。
 紅葉が見頃と思われる10月中旬にしたら参加人数が少なく、白根山1本で決行することになった。

13日(曇りのち小雨)
 当日さらに1名が不参加となり、メンバーは4名となった。それぞれの自宅を周り高速道に乗る。土日の日光いろは坂は紅葉で混んでいると思われるが、金曜日の雨降りでは込むとも思われないので金精峠を経て群馬県に入った。
 小雨が降っているいろは坂は車が少なく、所々の美しい紅葉をゆっくり走りながら眺める。峠を越えると不思議に紅葉はしていなく、峠を境にした変化に驚いた。
 今夜の宿は丸沼高原スキー場から少し下った白根温泉加羅倉舘で、さっそく温泉に入りビールをいただく。

14日(強風)
 6時30分の食事をしてスキー場に向かう。ロープウエイ山頂駅の標高は2,000mの高所で、山頂までの高低差は600m弱だ。
 霧雨が降っている山頂駅は人口の庭園で、土曜日でありながら人影はあまりない。登山道はゆるやかで七色平北分岐を過ぎると斜面を巻くようになりやや傾斜がきつくなった。登山道は整備されていて広く歩きやすい。
 昨夜の夕食で一緒だったパーティと前後しながら急な登りを越えると、砂礫帯となり風が出てきた。ガスで周りは何も見えなく次第に風も強さを増した。
 祠のある小高いところに立つと風は風速15mを超えた。窪地に下り岩場を登ると山頂に立つが、狭いうえに15人ほどが一緒になり、風もかなり強いので写真を撮ってすぐに下る。
 天気が良ければ五色沼を経由して周回するのであるが、何も見えなく風も強いので来た道をもどる。間もなく國本たちと合流し一緒に下っていく。
 山想会の登山を振り返ると雨の確率が多く、この中に雨男、雨女がいるのかもしれない。友人からはお前が雨男だと言われるが、私のツアーでの雨の確率は高くはないのである。
 山頂駅でお茶をして、ロープウエイで下っていくと紅葉がきれいで、登りの時は大して気にもとめなかった風景であった。
 今夜の宿泊先は老神温泉金龍園で、日本ロマンチック街道をしばらく下っていく。老神温泉は古い温泉場で温泉が立ち並んでいた。
 金龍園も建物は古いながら応対が良く、風呂は専用の衣服をまとって入る混浴があった。料理は美味しく、リピーターが多いという訳は料理の美味しさと、一手間をかけた部屋の接客にあるようだ。
 手作りのこんにゃくが美味しく、料理の味付けには品があり、また訪れたいと思う宿だった。


山頂駅の庭園


砂礫帯の手前付近


山頂駅手前の分岐

タイム:山頂駅(8:40)→白根山(11:00)→山頂駅(14:00)


15日(曇り)
 朝食も美味しくいただき、食後のコーヒーは美味しかった。この近くに日本の滝百選に選ばれている「吹割の滝」があるというので行ってみる。
 滝は高さ7m、幅30mで岩盤の川床が続き、側壁は奇岩に囲まれている沢だ。観光客が多いらしく、3ヵ国語でのアナウンスがあり、道横には小店が並んでいた。
 帰り道は、新潟の寺泊に寄って買い物をして帰ることにする。寺泊に着いたのは丁度12時で、観光バスが10台ほどもあり混んでおり、食堂では30分以上の待ち時間があった。
 私は蟹を買って、盛岡へと飛ばしていった。


吹割の滝


吹割の滝にて
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