乳頭山〜千沼ヶ原 NHKカルチャー ガイド登山
 
笊森への縦走路から見る乳頭山
笊森への縦走路から見る乳頭山

  盛岡駅西口に集合し6時に乳頭温泉に向けて出発する。天気予報では雨の予報であるが、山は実際に行って登ってみないと分からない。
 下は雨でもある標高の上からは快晴ということもあるのだ。バスが走り始めて間もなく雨が降りだした。今回は上部での好天を期待するしかないようだ。
 黒湯温泉の駐車場でバスを降り、カッパを着用し、広がって体操をして出発する。
 一本松沢沿いに歩いていくが、紅葉は黄色が少し色づいてはいるが美しいというには程遠い色付きだ。前回の高下岳もそうであったが、どうやら今年は紅葉がダメな年みたいだ。
 今回は新調したカメラを持参したが、液晶画面が明るいので撮影がしやすい。美しい紅葉を撮れないのが残念だ。
 一本松温泉で休憩し、階段を登って標高が上がっていくと風が強くなってきた。展望台ではガスのため乳頭山の岩壁は見えなかった。
 田代平山荘への分岐からは風が弱まりガスも上がり、木道が続く山頂方面が見えてきた。そして山頂は穏やかで岩手山がうすく見えている。ときおり秋田駒ヶ岳も見えるがすぐ雲に隠れてしまう。
 トレイルランの格好をした地元の男女4人が登ってきて、駒ヶ岳の八合目から湯森山を経て来たといっているが、カッパを着ていなく寒そうな格好で震えていた。これではミゾレが降ったら一発で終わりである。
 手前の稜線は風が強かったので、今回は山頂から下山だと思っていたが、山頂は風も弱く小雨ながらも岩手山が望める天気なので、ここから下山するわけにも行かなく、千沼ヶ原まで行くことにする。
 山頂を下ると風が強くなってきたが、視界はまずまずである。稜線からの紅葉は全くといって良いほど見られなく、緑の笹に覆われた山肌の稜線が笊森へと続いている。
 アップダウンを繰り返しながら千沼ヶ原に着くと、池塘の周りの草は茶色に色付き、茶色の草に点在する池塘がとても美しい。奥へと続く木道は滑って危なく、トレッキングシューズの方々は神経を使いながら歩いていた。
 千沼ヶ原の奥まで行き、時間が押しているので早々に戻る。山頂への登りが始まると風が強くなり、滑る木道に注意しながら田代平山荘へと下って行く。
 山荘の中で休憩するが、時間は15時を過ぎていた。黒湯温泉に着くのは16時半から17時頃と思われるので、暗くなり始める前には着くと思われる。
 滑る泥道と木道に注意しながら下って行くと、雨はしだいに強くなってきた。途中でバスの運転手さんに下山時刻を伝える。その間みんなは先へと下っているので、しばらくぶりに走って追いつく。
 スパイク長靴は滑らず快適で、短い距離ではあるが走って下ると、ゆっくり歩くよりも楽である。
 木陰から孫六温泉が見え、暗くなり始める頃バスに着いた。
 出発から一日中カッパの着通しであったが、山頂付近では風雨が弱まり、岩手山が霞んで見えたのには驚きと感謝である。紅葉は全くダメであったが、美しい千沼ヶ原を見れたことで雨の山もまた楽しである。
 今年最後のカルチャー登山は7回を数え、無事に何事もなく終わることができた。みなさんお疲れさまでした。

黒湯温泉駐車場で体操
黒湯温泉駐車場で体操

黒湯温泉登山口
黒湯温泉登山口

対岸の斜面から噴煙があがっている
対岸の斜面から噴煙があがっている

一本松沢を渡る
一本松沢を渡る

展望台から風が強くなる
展望台から風が強くなる

分岐からの木道と山頂
分岐からの木道と山頂

山頂の岩場
山頂の岩場

山頂からは岩手山が望まれる
山頂からは岩手山が望まれる

かすむ岩手山
かすむ岩手山

笊森への縦走路から見る乳頭山
笊森への縦走路から見る乳頭山

千沼ヶ原の奥に岩手山が見える
千沼ヶ原の奥に岩手山が見える

千沼ヶ原から見る三角山
千沼ヶ原から見る三角山

千沼ヶ原でポーズ
千沼ヶ原でポーズ

乳頭山へ向かって
乳頭山へ向かって

タイム:黒湯温泉(7:55)→展望台(10:05)→乳頭山(10:55)→千沼ヶ原(12:50)→黒湯温泉(14:25)→田代平山荘
    (15:05〜20)→黒湯温泉(16:45)
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