早池峰山 河原坊〜小田越 ガイド登山
 


2015年5月23日(土)
 メンバー:新井さん、小田中 智
 コース:河原坊〜頭垢離〜山頂〜小田越〜河原坊


 岳からの林道が冬期閉鎖解除になったので、募集登山を企画した。今年はどこの山も雪が少なく、高山植物の期待もあった。

23日(晴れ)
 前泊した大沢温泉でお客様を迎え、大迫に向かう。快晴の天気で、小学校の運動会開催のノロシが上がっていた。
 土曜日のせいか、駐車場には車は10数台止まっている。天気が良いのでこれからまだまだ来ることだろう。上空には雲がなく、河原坊からは山頂の稜線がくっきりと見えていた。
 まだ樹林帯のせいもあり、清々しい気持ち良い朝である。頭垢離で一休みし、岩稜帯に入るとミヤマキンバイが咲いており、岩の間に咲く黄色い花はひときわ目立っていた。
 下から来る人たちに追い越されながらも、写真を撮りながらのんびりと登って行く。今日の天気予報は、晴れであるが風は風速20m近い風が吹く予報である。
 今のところ風は弱く、涼しいで気持ちよく歩ける。打石を過ぎるとヒメコザクラが可憐に咲いていて可愛い。上には稜線近くのジャンケン岩が見えてきた。
 天気が良い山頂は気持ちがいい。しかし、かすみがかかっているような雲が周りの山々をかくし、岩手山や高い山は見えなかった。
 少し風が強くなってきたので小屋に入り、昼食とする。4月にお客さんが、小屋にサングラスを忘れてきたというので探すと見つかった。
 食事していると登山者がけっこう入ってきた。私たちが追い抜いた登山者はいないので、登り始めてからけっこうな登山者が登ってきたようだ。
 小屋の下からは残雪があり、御田植場まで続いていた。剣ヶ峰分岐から小田越に降りていくと急に、風が強くなってきた。
 下るごとに風は強くなり、よろけるほどだ。鉄梯子からは更に強くなり、風速20mを越えた。風はさらに強くなり、25mを越える風は歩けないほどとなり立ち止まる。
 この辺が風の通り道らしく一番強かった。御金蔵を過ぎると徐々に風は弱まってきた。早池峰山でこの風は初めての体感で、今年は風の当たり年だ。
 一合目を過ぎると雪が出てきて、トレースをたどると登山道から外れてしまった。今の時期に登山道を見失うと、登山道に戻る時にえらい藪こぎをしいられることがある。
 現在地を確認しながら登山道に戻り、小田越に着く。ここから見上げる登山道の岩場で、あんなに強い風が吹いているなんて想像もつかないくらい風はさわやかである。
 舗装した道路を歩いていると、8人位の若者パーティが荷物を背負って歩いてきた。岩手大学のワンゲルで、小田越山荘に泊まると言う。そしたら、次から次へとパーティが現れ、4パーティが過ぎていった。若者が山登りをする姿を見るのはうれしいことだ。
 早池峰ダム道の駅で買い物をし大迫町ワイン工場の入口から少し入った所にホテルステイヒルがあり、その中に日帰り入浴ができる「ぶどうの湯」があり、汗を流す。
ホテルステイヒル http://www11.ocn.ne.jp/~wein-h/hotel/
 お客様を新花巻駅にお送りし別れ、娘の所に行き一緒に飲む。


河原坊登山口


コメガモリ沢


ムラサキヤシオツツジ


??


頭垢離と西コメガモリ沢


山頂へ続く登山道


御座走り岩と打石


打石


??


ヒメコザクラとミヤマキンバイ


山頂直下のジャンケン石


山頂 早池峰山奥の宮にて


薬師岳


小田越方面と剣ヶ峰


山頂避難小屋


小田越分岐を振り返って


ミヤマキンバイ


小田越の岩場


小田越

タイム:河原坊(7:55)→頭垢離(8:55)→山頂(10:45〜11:15)→小田越(13:10)→河原坊(13:40)
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