十和田山・十和利山 十和田山は薮山と化しており、もう登る山ではない!
 
十和田山
十和田山

2013年5月20日 天候:曇り メンバー:藤原 裕(盛岡山想会)、小田中 智

 コース:宇樽部登山口〜展望所〜十和田山 往復、迷ヶ平登山口〜東線〜十和利山 往復


 NHK登山カルチャーの下見のため、裕ちゃんと二人で十和田山に行くことにした。裕ちゃんの車で高速道を走り、十和田インターで高速道を降りる。
 十和田山は山頂から十和田湖が間近に見えるとあり、十和田湖の展望が楽しみだ。
 十和田湖畔の宇樽部の駐車場に車を置き歩き始めるが、登山口がわからない。林道を進むと廃屋があり、地図で確認すると登山口は左方向なので細い道を左に進むとバラ園跡があり、やがて登山口の看板があった。
 登山道の脇にはニリンソウが咲き、急な登りとなり展望所に着いた。樹間からは十和田湖がのぞいている。尾根を登って行くと倒木や笹がかぶって歩きづらくなってきた。間もなく登山道は根曲がり竹が覆いかぶさり藪こぎとなった。足元にはかすかに登山道の窪みがあるものの2mを超える藪こぎにはうんざりする。
 展望所から2時間もかかってやっと山頂に着いた。この登山道は数年間、全然手入れがされていないのだろう。NHK登山カルチャーの方々を連れてくるわけにはいかない。
 登った所を下る気はしなく、子ノ口への登山道はまだマシなようなので踏み跡をたどるが、間もなく藪こぎとなった。窪んだ所に雪が残っているので下って行くと小沢となっている。
 尾根上の鞍部は子ノ口への登山道みたいだが、左には登ってきた尾根が見えるので、沢の雪を下れる所まで下り左の尾根にトラバースすることにする。
 沢には水が出てきたので尾根へと雪の着いた急な登りを終えると、登ってきた登山道に出た。衣類は藪漕ぎの泥ですっかり汚れきっていた。
 展望所で辺さんに電話し、他の山の情報を聞く。


十和田山山頂

子ノ口に下った鞍部
子ノ口に下った鞍部

ニリンソウ
ニリンソウ

キクザキイチゲ
キクザキイチゲ


 まずは、近くにある十和利山の登山口に行ってみることにする。駐車場のレストハウスで山の様子を聞き、暗くなるまでには時間があるので登ってみることにする。
 西線は雪が多いというので、分岐から急登する東線へと登って行く。登山道はきれいに整備され、十和田山とは雲泥の差である。
 緩やかな登りをしばらく行くと、一気に急な登りになっていく。大粒の汗を流しながらゆっくりと登ると前方が開けてきて肩に出る。
 尾根の肩には残雪があり間もなく山頂に着いた。残念ながら、戸来岳や十和田山は雲におおわれていて裾野しか見えなかった。
 西線の登山道は残雪で不明瞭なため、登ってきたコースを戻る。
 大湯温泉のゆとりランドで入浴し、家路につく。家に着いたのは10時になっていた。

十和利山
十和利山

ブナ林の奥にのぞく山頂部
ブナ林の奥にのぞく山頂部
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