六合目で記念撮影
2013年11月2日(土) 天候:快晴 メンバー:伊東ご夫妻、八木さん、小田中 智
コース:夏油温泉〜牛形山六合目 往復
9月の中旬に伊東さんより、紅葉のブナを見たいので、源太ヶ岳か牛形山か焼石岳のいずれかの山に登りたいとのご要望をいただいた。兵庫県から来ていただくのであれば、秘湯の夏油温泉をご案内したいと思い牛形山を提案した。
11月の始めであれば標高が高い所の紅葉は終わっているだろうが、夏油温泉付近の紅葉は真っ盛りと思われる。
近日になって大阪の友人も参加ということになった。天気予報では秋晴れを予報しており、ブナの紅葉が楽しみである。
当日、伊東ご夫妻をホテル エース盛岡に迎えに行き、途中で八木さんを乗せて高速道に乗る。今朝は冷え込んだため、車のフロントガラスは凍っていた。
北上江釣子インターで高速道を降り、ナビに導かれながら夏油温泉へと向かう。入畑ダム付近の紅葉は美しく、ダムを横切る夏油大橋で車を降り、ダムの景色を眺め、真っ青な青空と美しい紅葉をバックに記念写真を撮る。
夏油温泉途中の道路の紅葉も美しい。まだ8時なので温泉はひっそりと静まり返っていた。身支度を整えてゆっくりと歩き出す。
紅葉した黄色やオレンジの葉は木漏れ日を浴びて、さらに美しさを増して輝いている。林道を横切り経塚山のコースと別れ牛形山コースに入ると、細いブナ林も太さを増し立派なブナ林に変わってきた。
伊東さんの奥様は油彩画家で、ブナに魅せられて、生命力に満ちたブナを題材とした絵を描いていると言う。
梢の間からは青空と経塚山がチラチラ見えている。所々には標識があり、数字が書き込まれているので何合目を表わしているのだろう。2年前に訪れた時には無かった標識だ。
落ち葉を踏みしめながら歩く登山道は風もなく暖かく、11月初旬の山とは思われず、まるで春の山みたいだ。横にそびえる経塚山の姿は大きく雄大で素晴らしい。
登るにしたがい木々の葉っぱは枯れて落ち、裸の木々になってきた。やはり気には葉がないとさみしい。
3ピッチ目の休憩で、八木さんが身体の不調から先へは行かないというので、みんなで話し合ってここから下山することにする。
ここで昼食とし、ポットのお湯でのインスタントコーヒーとスイーツの食後のデザートを味わう。暖かい日差しの中、ゆっくりと時間が過ぎていった。こんなにのんびりする登山もまた素敵である。何も山頂だけが目的ではない。好きなものをゆっくりと眺め、のんびりとした時間の中で歩くのも山登りである。
ゆっくりと下り、皆さんは夏油温泉に宿泊するので、駐車場でお別れをする。美しい紅葉とブナ林を眺め、ゆっくりとした時間の中の牛形山登山は終わった。
入畑温泉で入浴し、娘が住む花巻へと車を走らせる。
入畑ダム 夏油大橋より
夏油大橋で記念写真
牛形山への登山道
ブナ林の紅葉
木々の間から望む経塚山
赤が美しいのはここだけだった
どっしりとした経塚山
油彩画家 伊東 美砂代さん作「ブナの森 無常」 →ギャラリーガイドネットへ
タイム:夏油温泉(8:15)→牛形山六合目(11:40〜12:10))→夏油温泉(15:30) |