1月10日(火) 天候:曇り時々晴れ メンバー:単独
コース:相の沢駐車場〜西側コース〜鞍掛山〜東側コース〜駐車場
年末に中古で購入したフリートレックの試乗のため、手軽に短時間で登れる鞍掛山に行くことにする。この山はまだ登ったことが無かったので、これからのガイドの下見の意味もあった。
天気が良さそうなので、家を9時過ぎに出る。小岩井からは岩手山の上部は見えず、標高が高い所は天気が悪いみたいだ。
相の沢駐車場には、平日にもかかわらず車が10台ほどもあり、これから登る人たちもいた。この山は手軽に登れるため人気があり、登山道は舗装道路なみにトレースがしっかりとついている。
今年は雪が少ないが、それでも積雪計は60cmを示していた。ブッシュがこまいのでトレースの脇を、フリートレックを履いてラッセルする。新雪で雪が柔らかいため、スキーを履いても15cm程もぐった。
11時になろうとしているが、登山者はチラホラ登って来ている。しばらく緩やかな登りが続き、馬返しに行くコースと別れるといくぶん傾斜も増してくる。
小さい沢の橋を渡ると東側コースの分岐があり、時々あたる木漏れ日に輝く雪を眺めながらの景色は美しく、ラッセルは徐々に深くなっていった。
ブッシュがこまかいためコースを大きくとれず、フリートレックの登高器は使えず(家に帰ってからみたら、ビンディングの切り替えが悪かった)、徐々に体力も消耗してきた。
展望台付近になると風が出始め、手袋の中にホッカイロを入れ冷たい手を温める。前回は袋に入れたがイマイチだったため、今回はボンボ手袋の中に直に入れた。(この方が良かったように思うが、これからも色々と試してみたい)
腹も減りもうヨレヨレになりながら、少し急な斜面を登ると頂上に着いた。目の前に聳える岩手山は残念ながら中腹までしか望まれなかった。昔、残雪期の訓練で登った鬼又沢は、中間部までしか見えなかった。
下界は天気も良く、滝沢村の牧野が一望できたが、山の標高が低いため迫力には欠ける。食料はパン1個しか持ってこなかったので、まずは空腹を満たす。風はあんまり吹かず、冬にしては穏やかな天気である。
シールを外し、ビンディングを滑走モードにして下り出す。ブッシュがこまかく、新雪で潜るのでスピードは出ないが、それでも下りが不得意な私はすぐに転んでしまう。 分岐からは東側コースへと下るが、ここまで来るといくぶん滑走にも慣れてきて、緩い下りはちょうど良く、トレースの脇を快適に滑って行った。楽しいと思った時には、もうすでに林道に着いていた。
たきざわ自然情報センターに立ち寄り、カップラーメンを食べながら親父さんとの会話を楽しんだ。
タイム:駐車場(10:20)→分岐(12:00〜10)→鞍掛山(13:10〜25)→駐車場(14:30) |