岩手山 馬返し ガイド登山 低い所では花が咲き始め、新緑が美しい季節です!
 
柳沢から望む岩手山
柳沢から望む岩手山

2014年5月24日(土) 天候:晴れ メンバー:中前さん、小橋さん、小田中 智

 コース:馬返し〜三合目〜八合目〜不動平〜岩手山 往復

 千葉県から出張で盛岡市に来るので、帰りに岩手山に登りたいとのご依頼をいただいた。
 昨年、NHKカルチャー登山でお世話になった方も誘い、3名で馬返しから登ることになった。
 3日に登った時には五合目から雪があったが、今はもうだいぶ溶けていることだろう。そして、高山植物も咲いていることと思う。

 5時に小橋さんを乗せ、ホテルエースで仲前さんを迎え、柳沢へと向かう。早朝は山頂部分に雲がかかっていたが、柳沢へ向かう頃には雲も流れ、美しい岩手山の山容が望まれた。最近は雨も降っているので、余計にクッキリとした姿だ。
 駐車場に着くとすでに10台ほどの車が止まっていた。清々しい朝で、小鳥のさえずりを聴きながら歩き始める。
 前回訪れた時には、キクザキイチゲが群落で咲いていたが、今日はシラネアオイとショウジョウバカマが咲き、新緑の中に咲くお花は一段と鮮やかに咲き誇っている。
 二合目を過ぎると雲から頭を出した早池峰山が見え、登るに従い徐々に全容を現していった。天気は良く、しかしながら爽やかな風が吹き、登るには最高の条件である。
 快調に高度をかせいでいくと、徐々に風が強くなってきた。そして、七合目の手前から残雪が現れた。前回は五合目から雪があったが、20日間ほどでずいぶん雪も溶け、本格的な岩手山の登山シーズンも間近である。
 八合目の小屋ではけっこう寒く防風着を着て寒さをしのぐ。今日の天気予報では、山頂付近で風速15mの予想である。
 残雪を踏みしめて、不動平からザレに足を取られながらお鉢へと登って行く。天気がよいせいか登山者の姿が多く、その中で特に女性が多いようだ。
 先程までは早池峰山がスッキリと見えていたが、今は霞がかかり、かすんで見える。鬼ヶ城の稜線の向こうには、まだまだ白い秋田駒ヶ岳から八幡平へと続く峰々が美しく輝いていた。それ以外の山々は残念ながら雲に覆われ望むことはできなかった。
 山頂は風速10m程の風があったが展望は良く、のんびりと景色を眺め、初めて訪れる仲前さんは素晴らしい展望に感動していたようだ。
 左回りで下り、奥宮で登山の安全祈願をする。下りに向かうと、いっそう多くの登山者が登ってきた。
 7合目ではオコジョがチョロチョロと動き回っており、愛らしい顔と姿は夏毛に変わっていた。
 展望と景色を楽しみながらゆっくりと下って行く。一合目付近には登る時には気がつかなかった、赤紫のムラサキヤシオツツジが咲いていた。
 下山後の入浴は「お山の湯」であるが、道すがらに見える岩手山は雄大で麓の新緑が、よけい岩手山を引き立たせていた。

馬返しから望む岩手山
馬返しから望む岩手山

馬返しにて
馬返しにて

シラネアオイ
シラネアオイ

ミネザクラ
ミネザクラ

ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ

四合目
四合目

早池峰山
早池峰山

七合目から見る外輪
七合目から見る外輪

八合目避難小屋
八合目避難小屋

不動平
不動平

外輪で山頂をバックに
外輪で山頂をバックに

妙高岳と岩手山山頂
妙高岳と岩手山山頂

岩手山山頂にて
岩手山山頂にて

鬼ヶ城と秋田駒ヶ岳から烏帽子岳
鬼ヶ城と秋田駒ヶ岳から烏帽子岳

ムラサキヤシオツツジ
ムラサキヤシオツツジ

春小谷地付近から眺める岩手山
春小谷地付近から眺める岩手山

タイム:馬返し(6:20)→四合目(8:05)→八合目避難小屋(9:40〜50)→岩手山山頂(10:50〜11:05)→八合目小屋
    (12:00〜10)→馬返し(14:05)
↑ページの先頭に戻る