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2020年6月2日(火)
メンバー:妻、小田中 智
コース:見返り峠駐車場〜鏡沼〜八幡平頂上〜ガマ沼〜駐車場
岩手・秋田両県にまたがる標高1613mの八幡平。「八幡平ドラゴンアイ」は、この山頂付近にある「鏡沼」が雪解け時に見せる姿の別名である。
冬のあいだ雪に埋もれていた鏡沼に雪解け水が流れ込んで、沼の縁からしだいに湖面が現れてくるため、やがて中央部に雪の島がぽっかり残った状態になる。この姿がまるで「龍の眼」のように見えることから「八幡平ドラゴンアイ」と呼ばれるようになった。
ドラゴンアイが現れる時期は、毎年5月下旬から6月中旬のうちの2週間程度で、年によって前後がある。通常は5月中旬から池の一部輪郭が現れ始め、5月下旬にドラゴンアイの形になり、6月上〜中旬になると中の島の雪が溶けて、通常の鏡池に戻ってしまう。
その期間中でも、本当に美しいドラゴンアイの形になるのはわずか数日間のため、運が良ければ見ることができる「神秘の絶景」と言われている。
雨の予報であったが、早朝の雨であがり天気が良くなった。二戸で義理父の墓参りの帰りに八幡平に寄って、ドラドンアイを見ることになった。時期的にはちょうど良い頃ではあるが、美しいドラゴンアイを見れるのはタイミングと運である。
アスピーテラインを登って行くと所々には残雪が見え、源太岩の展望台に桜が咲いていた。近寄ってみるとミネザクラで、白い花はピンク色が混じり美しい花弁だった。こんなミネザクラを見たのは初めてである。
登るごとに道路の両脇には残雪が増え、遠くには岩手山の全容が見えていた。有料駐車場に車を止め、ドラゴンアイへと登って行く。
コンクリート道を歩いて行くと鏡沼分岐から残雪となり、目印の旗が行く先を案内してくれた。今年は4月後半になっても山では雪が積もったので、平年に比べると残雪量は多いようだ。
鏡沼に着くと、ドラゴンアイはブルーに輝いていなかった。水の量はちょうど良いようであるが、曇天のせいもあるのか美しい水面ではなかった。上に登って全景を見るといくらか色づいていたが、タイミングが悪かったようだ。さらに上に登ると隣のめがね沼がエメラルドグリーンに輝いていた。
目印から逸れると樹林の雪原で迷いそうになり、戻って標識と歩いた後に沿って山頂に向かった。一番大きい八幡沼はまだ雪におおわれていた。
樹海ラインを下り、焼走り溶岩流から岩手山を眺めて帰った。
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駐車場からコンクリート道
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鏡沼 ドラゴンアイ
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イメージ写真
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めがね沼
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めがね沼がエメラルドグリーンに輝く
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八幡平山頂
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ガマ沼と岩手山
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八幡沼
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山頂部に雲がかかった岩手山
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アスピーテラインに咲くミネザクラ
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焼走り溶岩流からの岩手山 |