マタギの里から、展望の良い雪深い山頂を目指す!
沢尻岳と大荒沢岳は、真昼山地の北方に位置し、南西に和賀岳と高下岳、北西に朝日岳、北東にモッコ岳と稜線がつながっている。
マタギの里、西和賀町の貝沢地区から深いブナの美林を登ってたどり着く稜線や山頂は、360度に素晴らしい展望が広がる。
冬の和賀山塊は、秋田県側の影響で特に天候に恵まれなく、雪深いため入山者も少なくそれだけに魅力がある山だ。
貝沢集落の最後の民家から歩き始め、杉林の林道を歩き2回の徒渉をして大小屋山に続く尾根に取り付く。山スキーで登るのであれば、夏道には沿わず前山分岐に続く左の尾根を登って行くと早い。
登山口から尾根筋を登って行くと急登となり、郡界分岐に着く。ここからは美しいブナ林が続き、小枝越しにモッコ岳が見えてくる。
モッコ岳は登山道がないため、雪がある時期しか登れないが、積雪期に沢尻岳から登るのは魅力的だ。
前山分岐への登りは再び急登となり、北東方向には岩手山が見え始める。左側の小枝越しに高下岳が見え隠れし、1,091mピークに着く。
この付近の風の当たらない所にテント場を求め、冬のテント生活を楽しむ。
御来光に合わせて起床し、天気が良ければ早出をして御来光を見るのも楽しみの一つだ。テントはこのままにし、必要最小限の物をサブザックに詰め緩やかな尾根をたどる。
やや急な登りを登りきると県境分岐に着き、一気に前方の展望が開け間もなく沢尻岳に着く。
雪庇が張り出した大荒沢岳の稜線が西へと続く。稜線を下り、右の生保内川側に張り出した雪庇に注意しながら急な登りを終えると、大荒沢岳に着く。
山頂は360度の展望で、南西に和賀岳と高下岳、北西に朝日岳、北東にモッコ岳へと稜線は続き、県内の山々や森吉山を始め、運が良ければ鳥海山も望まれる。
北西の稜線に続く朝日岳は登山道がないため、ここから積雪期に行くか、秋田県川の部名垂沢から登るしかなく、とても魅力ある山だ。
冬の天気は変わりやすいので早めにテントに戻り、テントを撤収して往路を戻る。
■募集期間/12月1日〜3月31日 都合の良い日を選んでください。
■コ ー ス/1日目:貝沢集落〜郡界分岐〜前山分岐〜1,091m付近宿泊
2日目:1,091m付近〜沢尻岳〜大荒沢岳 往路を戻る
■登山形態/単独・グループ登山・家族登山≪1泊2日テント泊登山≫
■定 員/1名〜3名(1名様でも山行します)
■登山費用/1名の場合 1名:48,000円(諸経費別)
2名の場合 1名:38,000円(諸経費別)
交通費:2,000円(参加人数割り)
食 費:1人 1,500円(ガイド分は参加人数割り)
■歩行時間/1日目:7時間程(休憩時間は含まず)
2日目:8時間程(休憩時間は含まず)
雪のある時期は状態によって時間が変わります。時間は目安です。
■食 事/1日目の夕食・2日目の朝食は用意します。
夜の飲み物、行動食は、各自準備ください。
■装 備/冬用登山服装一式、冬用防寒着、冬用シュラフ、マット、
食器類、ヘッドランプ、登山靴、ストック、山スキー又は
スノーシュー、ピッケル、入浴用着替え 他
共同装備・食料は、各自に均等に分担します。
■受 付 日/登山希望日の10日前まで。
カレンダーで日程を確認してください。
■集合場所/盛岡市近郊であれば、ご自宅付近まで送迎します。
市外・県外の方は、駐車場を指定して下さい。
■出発時間/自宅付近5時頃
■申込み資格/歩行時間が8時間程を2日間歩ける方。
交代でランセルできる方。
■保 険/各自で山岳保険に加入してください。
■申込み先/インターネット メール
電話 080-5554−4417
封書 028-3601 岩手県紫波郡矢巾町高田11-2-3
小田中 智
■予約確定/ご入金後に、登山確定となります。
2回目以降の方は、登山時に直接持参でも構いません。 |
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登山口 |
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沢尻岳への尾根 |
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前山分岐 |
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岩手山を望む |
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沢尻岳への尾根 |
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早池峰山と薬師岳 |
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沢尻岳から大荒沢岳 |
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朝日岳(羽後朝日岳) |
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