迫力の大槍、表大雪の展望と高山植物!
■ニセイカウシュッペ山(1,879.1m) 日本三百名山
北大雪の最高峰で、日本国内では国後島の爺爺岳(1,822m)を含め、ニセイカウシュッペ山より北に高い地点はない。
アイヌ語のニセイカウシペ(niseykauspe)は、「断崖絶壁の上にある山」という意味がある。
ニセイカウシュッペ山は日本三百名山に選定されており、東隣の平山と共に多くの花々が楽しめる山として、また層雲峡を挟んで大雪山の北にあるため、大雪の展望台としてもその名を馳せている。
稜線には、アンギラス(怪獣)と呼ばれるニセイカウシュッペと平山山塊を繋ぐ細尾根があり、恐竜の背中の稜線のようだ。
コース状況
国道39号線、上川から国道273号線に入り、芝ざくらの看板から林道に入る。途中にはゲートがあり、鍵を開けて中に入って行く。鍵ナンバーは「1732」で勝手に戸締りして登山口に出入りする。
登山口からしばらくは緩やかな登りが続き、広く歩きやすい登山道を登って行く。標高が1,400mを超えるあたりから尾根が細くなり始め、登山道の両側には花が増えてくる。
前方には「大槍」の姿が見えてくるとやがて、周りの展望が開け「見晴台」に着く。見晴台からは、表大雪の山々や大雪の最高峰「旭岳」の姿が見える。
大槍が近づくと、登山道の傾斜もしだいに急になり、アップダウンを繰り返しながら大槍の斜面をトラバースしながら進む。大槍のトラバース斜面は、数え切れない種類の高山植物が咲き乱れており、大槍を越えると山頂が見えてくる。
大槍を越え、やや小高い峰を越えて一端鞍部に下り、ハイマツの中の登山道を進むと頂上に着く。山頂直下の登山道の両脇にも、無数の高山植物が咲き乱れている。
ニセイカウシュッペ山は、登山口から比較的楽に登ることができ、素晴らしい展望と花が楽しめる。また、紅葉の時期も素晴しい。下山は往路を戻る。
大雪山を展望する北見山地の最高峰!
■天塩岳(1.557.6m) 日本二百名山
天塩岳は、北海道士別市と紋別郡滝上町にまたがる北見山地最高峰の山だ。天塩の地名は簗を意味するアイヌ語の「テシ」が由来でする。
天塩岳は、国内4位の長さを持つ天塩川の水源である。本峰のほかに前天塩岳、西天塩岳が稜線に並び、たおやかな山塊をつくっている。利尻島の利尻岳を除くと道北では最高峰である。
天塩岳を中心に前天塩岳や西天塩岳が1つの山塊をつくっているが、山容はおおむねたおやかである。山稜部では、高山植物群落が各所に展開し、山麓部ではクマゲラやキツツキなどの鳥類、キツネ、ヒグマなどが多数生息している。
頂上からは北大雪や東大雪の山々のほか、条件がよければ遠く北に利尻岳を見ることができる。
コース状況
登山口には天塩岳ヒュッテとキャンプ場がある。天塩川源流の一つ、ガマ沢沿いの道をたどると旧道側の連絡道路分岐があり、その先でさらに旧道が分かれる、ここで沢を離れ、一気に標高を稼いでいく。
前天塩岳手前でハイマツが枯れ、白い骨のようになっているが、これは山火事の跡だという。このあたりでトラバース道が分かれるが、展望の良い前天塩岳に寄っていく、
前天狗岳からはいったんコルへ下ったあと、稜線をたどって天塩岳に向かう。東側からのコースが合流すれば間もなく天塩岳山頂に着く。
幾重にも重なる雄大な尾根の奥に大雪山の雪渓模様が美しい。道北ならではの静かな山の広がりである。
山頂からは新道コースを下る、ハイマツの稜線にはキバナシャクナゲやガンコウラン、コケモモなどが値を下ろす。ササ原を抜けて平坦になると、やがて西天塩岳ヒュッテに着く。
しっかりとした造りの小屋で、トイレも併設されている。
天塩岳の端正な姿を眺めながら、さらに円山を越えて樹林帯に枝ぶりの良いダケカンバが修猷の悠久の山の時間を語ってくれる。
新道側の連絡分岐を右手に下るとエゾマツの黒々とした幹が目を引く、ガマ沢で往路と合流し、登山口に出る。
■登山期間/7月1日〜10月15日 3泊4日(船中:2泊、温泉:1泊)
■日 程/
1日目 盛岡(18:30発)=高速道=八戸港(20:30着〜22:00発) 船中泊
2日目 苫小牧港(6:00着〜6:30発)=旭川=ニセイカウシュッペ山
登山口(10:30着〜11:00)…大槍…ニセイカウシュッペ山
(14:30〜15:00)…登山口(17:30)=協和温泉(18:30) 宿泊
3日目 協和温泉(5:00発)=天塩岳ヒュッテ(5:30)…前天塩岳…
天塩岳(10:30〜11:00)…西天塩岳…天塩岳ヒュッテ(14:00)
=共和温泉入浴(15:30発)=旭川=苫小牧(夕食)=苫小牧港
(19:45着〜21:15発) 船中泊
4日目 八戸港(4:45着〜5:15発)=盛岡(7:00着) 解散
■歩行時間/ニセイカウシュッペ山:往復5時間半位(休憩時間含まず)
天塩岳:往復7時間30分位(休憩時間は含まず)
■定 員/5名(最少催行:2名)
■登山費用/2名の場合 1名:12,000円
3名の場合 1名:93,000円
4名の場合 1名:87,000円
5名の場合 1名:78,000円
宿泊料金、ガイド料金、盛岡からの交通費、ガイド諸費用
が含まれています。
仮予約からご入金後に、登山日の確定となります。
■食 事/2日目の夕食、3日目の朝食・昼食が含まれています。
それ以外は各自です。
■受 付 日/登山希望日の30日前まで
■集合場所/盛岡市近郊の方は、ご自宅付近まで送迎します。
盛岡駅:18時、それ以外の集合はご相談下さい。
八戸港も可能です。
■申込み資格/歩行時間が7時間30分程を歩ける方。
■保 険/掛捨てのトレッキング保険に加入ください。別途600円
■申込み先/インターネット メール
電話 080-5554−4417
封書 028-3601 岩手県紫波郡矢巾町高田11-2-3
小田中 智
■予約確定/ご入金後に、登山確定となります。 |
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芽刈別第三支川と山頂(左) |
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大槍と山頂(左) |
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大槍 |
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アンギラス |
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ニセイカウシュウペ山山頂へ |
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天塩川 |
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円山頂上より天塩岳 |
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天塩岳頂上直下 |
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天塩岳 |
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天塩岳頂上 |
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