宿泊プラン
山中の避難小屋や山小屋、麓の温泉に泊まって、少人数でゆっくりと楽しむプランです。
登山希望日は日程カレンダーを確認し、登山日程の期間内から自由に選択できます。
避難小屋に泊まる場合は私が食事を作ります。山での生活や食事も楽しみの一つです。
コースの変更やオリジナルプランも企画できますので、お気軽にご相談下さい。

岩手山 焼走り〜鬼ヶ城〜七滝 縦走 ≪1泊2日≫
1泊2日 避難小屋1泊
ゆっくり歩きますので、山を歩いている方なら70歳代の方でも大丈夫です。
岩手山焼走り

 岩手山はみちのくを代表する秀峰で、南部片富士、南部富士、岩手富士、岩鷲山といった別称でも親しまれている。
 たび重なる火山活動で形成された山体は、西岩手火山に、比較的新しい時代の東岩手火山が覆いかぶさった複合火山である。
 火口は二重、三重と複雑で、西側の大地獄のカルデラ地形は、火山を知る生きた教材でもある。
 アオモリトドマツやダケカンバに囲まれた御苗代湖、御釜湖、八ツ目湿原は火口の跡で、そこに立つと樹海の底に下りたような気がする。
 西に黒倉山、南に鬼ヶ城コース、北に屏風尾根が立ち塞がる。東には東岩手火山が盛り上がり、岩手山の最高点・薬師岳がお鉢の北に高まっている。
 お鉢からは、地熱のこもる中央火口丘の妙高岳、岩手山神社奥宮、火口跡などが見られる。
 また北東の山腹には、国の特別天然記念物の「焼走り熔岩流」。享保4年(1719)年の爆発の激しさを今に伝える大自然の遺産だ。
 山頂付近の火山砂礫にはコマクサが咲き、東面の山腹に広がる群生地は必見だ。柳沢・御神坂・網張・松川・七滝・焼走りと、6つののコースが山頂へ向かっている。

■コース概要
 西根側から望む岩手山は、盛岡側から見る片富士の山容と違い、美しい富士さんにそっくりの山容で、雪をいただいた姿は富士山と変わらない美しさだ。
 焼走りは、噴火によって吹き出した熔岩が、山肌を流れるままに冷えて固まってできたものが焼走り熔岩流で、長さは約2.8km、最大幅約1.0
kmあり、特別天然記念物に指定されている。
 焼走り登山口から溶岩流に沿うように、ミズナラの林に登山コースは続く。しばらくは淡々とした登りで、標高1,000m前後からダケカンバやシャクナゲが現れ、7月中旬頃、林床にハクサンシャクナゲ、ギンリョウソウなどが咲く。
 登山口から3.1km地点のコース左に熔岩流の噴出口がある。木々の佇まいは高山らしくなり、黒々と盛り上がる第一噴出口に出る。この先は広大な東斜面となり、砂礫地帯にはコマクサの大群落が咲き乱れる。
 イワブクロ、オヤマソバ、ミヤマハンショウヅルなども咲き、7月初めから見頃となる。
 ツルハシ分岐では上坊コースと合流し、アオモリトドマツなどの林から、シラネアオイやモミジカラマツが彩る急登になる。茶臼岳の岩峰を望むと、平笠不動の避難小屋は近い。
 避難小屋でお花畑コースと合流し、ザクザクした砂礫の斜面をひたすら登る。お鉢に出ると、山頂は目の前にある。
 標高2,038.2mの山頂は、お鉢の北の薬師岳で岩手の最高点だ。岩木山、八甲田山、八幡平、秋田駒ヶ岳、和賀岳、焼石岳、早池峰山と見渡す限りの360度のパノラマだ。
 外輪を左回りに下ると途中で内輪への道があり、間もなく岩手山神社奥の宮が祀られている。
 外輪から砂礫の道を下っていくと不動平避難小屋があり、今日はここに泊る。水場は無いが、こじんまりとした良い小屋だ。
 また、沈みゆく夕日や、輝きながら昇る日の出を眺めるのも楽しみの一つである。
 下山の鬼ヶ城コースは、痩せ馬の背のような稜線と岩場が続き、起状と変化に富んだダイナミックな地形のコースで、天気が良ければ素晴らしい展望も楽しめる。
 鬼ヶ城の南側は高山植物や潅木に覆われた斜面で、北側は御苗代湖やお花畑を眼下にする絶壁となっているため、天候に恵まれれば岩手山独特の地形を楽しむことができる。
 稜線は視界が開けているので岩手山の山頂や黒倉山、眼下の雫石盆地などのスケール感あふれる景色が広がる。
 鬼ヶ城の稜線が終わると、地獄谷から七滝コースに別れる切通し分岐がある。
 分岐から右へと下っていくと焼切れ沢があり、今だにガスと硫黄が湧き出ている大地獄谷に出る。
 急斜面のガレ場を下ると焼切沢を渡るが、この付近から見る黒倉山の岩壁には圧倒される。前方には茶臼岳や八幡平が見える。
 もう一度左俣の沢を渡ると樹林帯となり、緩やかな登山道をしばらく下っていくと左手に七滝の入口がある。滝の落差は25mあり、水量が多い時期は迫力があるくらいに流れ落ちる。
 

募集期間/6月1日〜10月20日
コ ー ス/
  1日目 焼走り登山口〜第一噴出口…ツルハシ〜平笠不動避難小屋
      〜岩手山〜不動平避難小屋 泊
  2日目 不動平〜山頂〜不動平〜鬼ヶ城〜大地獄谷〜七滝〜登山口
定  員/1名〜3名(1名様でも山行します)
登山費用/1名の場合 1名:41,000円(交通費・食費別)
      2名の場合 1名:33,000円
(交通費・食費別)
      交通費:  6,000円(参加人数割り)
      食 費:  1,500円(ガイド分は参加人数割り)
歩行時間/標準タイム
  1日目:5時間10分(休憩時間は含まず)
  2日目:4時間50分(休憩時間は含まず)
食  事/1日目夕食、2日目朝食が含まれます。後は各自です。

装  備/登山に適した服装、シュラフ、マットレス、食器、ストッ
      ク、防風着、防寒着、雨具、水筒、手袋、ヘッドランプ、
      洗面具、下着着替え、入浴用着替え 他
      共同装備・食料は、各自に分担します。
申込締切/登山希望日の30日前まで
      カレンダーで日程を確認してください。
集合場所/盛岡市近郊であれば、ご自宅付近まで送迎します。
      市外・県外の方は、駐車場を指定して下さい。
出発時間/自宅付近6時頃
申込み資格/
歩行時間が6時間程を荷物を背負って2日間歩ける方。
保  険/登山保険に加入していない方は、掛捨てのトレッキング保
      険に加入ください。別途500円

申込み先/インターネット メール
      電話 080-5554−4417
予約確定/ご入金後に、登山確定となります。
      2回目以降の方は、登山時に直接持参でも構いません。


コマクサ
焼走り登山口
焼走り登山口
第一噴出口付近
第一噴出口付近
第一噴出口からの上部
第一噴出口からの上部
平笠不動からの頂上部
平笠不動からの頂上部
岩手山山頂
岩手山山頂
不動平
不動平
不動平からの夕日
不動平から見る夕焼け
山頂からの御来光
山頂から望むご来光
鬼ヶ城の上部
鬼ヶ城からの山頂
鬼ヶ城からの山頂
大地獄谷
大地獄谷
七滝
七滝

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