宿泊プラン
山中の避難小屋や山小屋、麓の温泉に泊まって、少人数でゆっくりと楽しむプランです。
登山希望日は日程カレンダーを確認し、登山日程の期間内から自由に選択できます。
避難小屋に泊まる場合は私が食事を作ります。山での生活や食事も楽しみの一つです。
コースの変更やオリジナルプランも企画できますので、お気軽にご相談下さい。

飯豊本山と大日岳 大日杉コース登山 ≪3泊4日≫
3泊4日 山小屋3泊
ゆっくり歩きますので、山を歩いている方なら70歳代の方でも大丈夫です。
飯豊本山

高山植物の大群落と雄大な景観をを楽しみながら、
飯豊本山、最高峰の大日岳を目指す信仰の道!


飯豊本山(2,105.1m)、大日岳(2,128m) 日本百名山
 飯豊連峰は福島、山形、新潟の3県にまたがり、「東北のアルプス」ともよばれる大山塊だ。豪雪の山であり、渓谷は深く、尾根は急峻である。
 観光のための山岳道路が走っていないため、どの登山口から登っても稜線までたどり着くのは困難だ。それゆえに稜線にたどり着いたときの感激もひとしおで、本当の山登りのよさを味わうことができる数少ない山である。
 古くから霊山としてあがめられ、麓の村では成人になる儀式として、飯豊山に登るのが慣わしであった。川入からのコースには当時の名残りが見られる。
 雪解けとともに高山植物も数多く咲き、特に飯豊本山から御西岳にかけて多く見られるニッコウキスゲやチングルマの大群落は天上の楽園にふさわしい光景だ。

コース概要
 大日杉からの道は米沢道ともよばれ、昔から歩いているコースである。登山道はしっかりしており、利用者が少ないため、静かな山歩きが楽しめる。
 登山口には3階建ての立派な山小屋がある。山小屋から登山道を30m
程歩くと、大日杉の由来となった杉の大木の切り株がある。ここからザンゲ坂の急登が始まり、鎖場がある。
 ザンゲ坂を登りきって尾根に立ち、しばらく行くと長之助清水との分岐に出合う。左に20m程歩くと水量豊富な水場がある。水場からすぐに小湿地の御田に着く。傾斜は緩やかになるが、長い登りが続き、地蔵岳でようやく登り坂から解放される。飯豊本山の大きな山塊が印象的だ。
 地蔵岳から御坪までの道は、飯豊連峰随一のヒメサユリの群生地を行く。道は傾斜もなく、登山道脇に咲きそろうヒメサユリを眺めながら歩く。
 目洗い清水を過ぎると、尾根は登りがちになる。やがてたどり着いた御坪は、ダケカンバの白い樹幹がまぶしい庭園の趣だ。
 御坪から先の御沢分れで右に雪渓を歩いて切合に向かう道が分かれるが、通行できない場合が多い。尾根上をさらに進んで、種蒔山の直下で右の沢の源頭に下っていく。水場付近は花が多く気持ちいい。
 稜線道に合流すれば切合小屋はすぐだ。

 はるか東の奥羽山脈から昇る朝日を浴びて出発する。切合小屋から緩やかな坂を登りきると草履塚だ。この名は、飯豊本山へ信仰登山をする人々がここで新しい草履を履き替えて、古くなった草履がうず高く積まれていたことに由来している。
 ここから目指す飯豊本山のボリュームある山容が目に飛び込んでくる。眼下には御秘所の岩場が見える。先へ少し下ると足元にヒナウスユキソウなどの高山植物の群落が広がる。
 草履塚から下り着いた鞍部には、姥権現と呼ばれる石像が祀られている。昔、女人禁制だった飯豊本山に米沢から登拝した「小松のマエ」という女性が神の怒りに触れて石に化したという伝説が残っている。あたりはニッコウキスゲが咲く平地だ。
 わずかに登っていくと、飯豊山信仰で最大の難所とされる御秘所の岩場となる。飯豊山信仰では、ここを抜けると一人前の男として認められ、また御秘所のどのルートから抜けるかでご利益も違うとされていた。
 鎖場を通過すると、次は御前坂と呼ばれるジグザグにつけられた急登だ。ヒナウスユキソウやチシマギキョウが数多く。
 御前坂を登りきると、一ノ王子とよばれる平坦地に出る。ここから東側に少し下ると水場がある。本山小屋と飯豊本山神社は目の前だ。
 本山小屋から15分程平坦な道を歩くと、飯豊本山の頂上に立つ。重畳と山並みが続く素晴らしい展望が広がっている。北にはダイグラ尾根が急角度で谷に没し、深く切れこむ渓谷の先に続くのは朝日連峰。そして南には会津や日光の山々が連なっている。
 ダイグラ尾根の道を分けて、西の御西岳に向かう。駒形山から御西岳に向かう。駒形山から御西岳にかけては本コースの中で核心部ともいえる場所で、池塘が点在し、夏はチングルマ、ニッコウキスゲ、コバイケイソウなど、高山植物の大群落が広がり、秋は紅葉が鮮やかだ。
 やがて御西小屋に到着する。目指す大日岳が両方を広げて目前に迫っている。文平ノ池まで緩やかに下り、頂上までいっきに急坂を登る。
 たどり着いた大日岳の頂上は飯豊連峰の最高峰であり、東に北股岳から三国岳まで、飯豊連峰の山稜が一望できる。西の西大日岳は三角形の美しいピークだ。南北は飯豊川と実川の深い渓谷に挟まれ急峻である。
 復路は往路をたどる。

募集期間/6月15日〜10月20日
コ ー ス/
  1日目 仙台駅(13:00)=白川温泉 白川荘(17:00) 泊
  2日目 白川荘(6:00)=大日杉小屋(7:00)…地蔵岳…切合小屋
      (15:00) 泊
  3日目 切合小屋(6:00)…飯豊本山…御西小屋…大日岳…飯豊本山
      …飯豊本山小屋(16:00) 泊
  4日目 本山小屋(6:00)…地蔵岳…大日杉小屋(12:30)=白川温泉
      =仙台駅(17:30)
定  員/1名〜3名(家族・友人・グループで申込んで下さい)
登山費用/1名の場合:87,000円(交通費・宿泊費別)
      2名の場合:71,000円(交通費・宿泊費別)
      交通費:27,000円(参加人数割り)
      宿泊費:温泉/9,000円(ガイド分は参加人数割り)
         :山小屋/4,500円(ガイド分は参加人数割り)
      食 費:3,000円(参加人数割り) 
歩行時間/標準タイム
      2日目:5時間30分(休憩時間含まず)
      3日目:7時間30分(休憩時間含まず)
          飯豊本山小屋からサブザック行動
      4日目:5時間20分(休憩時間含まず)
食  事/1日目夕食、2日目朝・昼・夕食、3日目朝・昼・夕食、
      4日目朝食が含まれます。後は各自です。

装  備/登山用服装、防風着、防寒着、雨具、ストック、手袋、
      シュラフ、マット、ヘッドランプ、食器、はし、洗面具
      車用:ズック、入浴用着替え
      共同装備・食料は、各自に分担します。
申込締切/登山希望日の30日前まで。
      カレンダーで日程を確認してください。
集合場所/盛岡市近郊であれば、ご自宅付近まで送迎します。
      市外・県外の方は、駐車場を指定して下さい。
      関東方面からのお客様は、始発の新幹線で来れます。
出発時間/盛岡付近10時、仙台駅13時
帰宅時間/盛岡駅20時30分頃
申込み資格/
歩行時間が7時間程歩ける方。
      分担装備・食料を背負って3日間歩ける方。

保  険/登山保険に加入していない方は、掛捨てのトレッキング保
      険に加入ください。別途800円

申込み先/インターネット メール
      電話 080-5554−4417
予約確定/ご入金後に、登山確定となります。
      2回目以降の方は、登山時に直接持参でも構いません。
大日杉小屋
大日杉小屋
ザンゲ坂
ザンゲ坂
御沢分れから
御沢分れから
種蒔山分れから
種蒔山分れから
切合小屋から
切合小屋から
切合小屋から御来光
切合小屋から御来光
草履塚
草履塚
草履塚から飯豊本山
草履塚から飯豊本山
御秘所の鎖場
御秘所の鎖場
飯豊本山と大日岳
飯豊本山と大日岳
お花畑
お花畑
御西小屋と大日岳
御西小屋と大日岳
大日岳から飯豊本山
大日岳から飯豊本山

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