広大なお花畑を堪能しながら、北海道の最高峰を目指す
■大雪山の概要（日本百名山・花の百名山）
大雪山とはひとつの山の名前ではなく、大雪山国立公園地域にある2,000m級の山々の総称である。
大雪山国立公園は、日本最大規模を持つ北海道の屋根と呼ばれる山域で、その最高峰が、北海道の最高峰でもある標高2,290mの旭岳だ。
北海道の中心部にあたる広大なエリアを占める大雪山系は、大まかに分けると表大雪、北大雪、東大雪、十勝連峰の４つに分けられる。
日本百名山の大雪山は、表大雪の北部地域の旭岳を中心にした山域であり、南部には、百名山のもう一つの山、トムラウシがそびえている。
大雪山は標高2,000m前後の山並みながら、緯度が高いため、冬の厳しい気象条件から、本州中部の3,000m級山岳に匹敵する高山環境を持っている。
広大な台地には、豊富な高山植物と残雪がつくりだす壮大な山岳風景が広がる。
層雲峡から旭岳縦走コースの概要
層雲峡からロープウェイとリフトを乗り継いだ終点、黒岳七合目リフト駅がスタートとなる。
リフト終点駅の７合目付近がエゾマツ、トドマツなどの針葉樹林の森林限界になるので、登り始めてしばらくすると展望がきくようになる。
ダケカンバ林が切れると周囲はお花畑に変わり、間もなく黒岳の山頂に着く。山頂からは、これからたどる北鎮岳への稜線が望める。
黒岳から右手に桂月岳を見ながら岩礫の斜面を少し下った所に、避難小屋の黒岳石室がある。
黒岳石室から間宮岳へは、北周りと南周りの二つのコースがあるが、行程が楽な北周りの緩やか斜面を行く。間もなく緑の草地が広がり、比較的平らな地形が続くこの辺りは雲ノ平と呼ばれ、チングルマやエゾコザクラ、タカネスミレなどの高山植物が美しい所だ。
雲ノ平から急坂を登り切ると、左に御鉢平が一望できる北鎮岳分岐に出る。北鎮岳から御鉢平に延びる尾根の肩にあたる高台から望む御鉢平は、火山特有の荒涼とした風景が広がっている。
分岐から、火山礫におおわれた急斜面を登ると北鎮岳の山頂である。北海道で二番目の標高の山頂からの展望はすばらしく、大雪山北面の山々、中でも北西方向に鋭い山容を見せる愛別岳の姿が印象的だ。
再び北鎮岳分岐まで戻り、南に下る稜線のコースを間宮岳に向かう。少し下った所が中岳のピークで、砂礫地の緩い登りで間宮岳に着く。
間宮岳は、黒岳からの南周りコースや白雲岳方面からのコースの合流点である。ここから熊ヶ岳の山腹を巻くように下りきった所が、旭岳、後旭岳、熊ヶ岳の三山に囲まれた裏旭キャンプ指定地で、水場もあり高山植物が咲き乱れる。
ここから旭岳の登りが稜線コースで一番きつく、標高差200mほどの砂礫地の急勾配だ。登り切った所が、北海道の最高峰旭岳である。
山頂からの眺めはすばらしく、足元には地獄谷の荒々しい光景が広がり、これまで歩いて来た山々や大雪の山系の山々が一望できる。
下りは、金庫岩と呼ばれる大きな岩の右から少し南斜面を下り、すぐに西に下っている尾根伝いの急勾配を下る。
地獄谷と呼ばれる爆裂火口を右に見ながら下ると姿見ノ池避難小屋(旭岳石室)のある姿見ノ池に着く。
ここからは一般観光客も歩く遊歩道を下ると、旭岳ロープウェイ姿見駅で、表大雪の縦走が終わる。
■登山期間／７月１日〜10月７日 ２泊３日 温泉：２泊
■日 程／
１日目：旭川駅(14：35)＝層雲峡(16:25) 泊
２日目：層雲峡ロープウェイ(7:00)→黒岳７合目リフト駅(8:00)…黒
岳…北鎮岳…間宮岳…旭岳(16:30)…姿見駅(18:00)→旭岳温
泉(19:00) 泊
３日目：旭岳温泉＝旭川駅 解散
■歩行時間／大雪山縦走：８時間30分（休憩時間は含まず）
■定 員／２名〜５名（家族やグループでお申込みください）
■登山費用／２名の場合 １名：９７,０００円
３名の場合 １名：８０,０００円
４名の場合 １名：６９,０００円
５名の場合 １名：６１,０００円
宿泊料金、ガイド料金、ガイド諸費用が含まれています。
交通費は旭川駅から旭川駅、ロープウェイ代が含みます。
仮予約からご入金後に、登山日の確定となります。
■食 事／１日目の夕食、２日目の朝食・夕食、３日目の夕食が含ま
れます。
■受 付 日／登山希望日の30日前まで
■集合場所／旭川駅前：14時
■申込み資格／歩行時間が８時間30分程を歩ける方
８時に出発して、18時に着かなければなりません。
■保 険／掛捨てのトレッキング保険に加入ください。別途600円
■申込み先／インターネット メール
電話 ０８０-５５５４−４４１７
FAX ０１９-６１８-２９４５
封書 028-3601 岩手県紫波郡矢巾町高田11-2-3
小田中 智
■予約確定／ご入金後に、登山確定となります。
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層雲峡ロープウェイ
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黒岳
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北鎮岳
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間宮岳
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姿見ノ池からの旭岳
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黒岳手前のお花畑
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エゾタカネスミレ
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| エゾノツガザクラ |
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エゾタカネツメクサ
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