もっとも多く作られているものが「自分史」だと思います。生い立ちから現在に至までの自己の半生記、学生時代やサラリーマン時代の想い出。趣味やスポーツで培った人生観や思い出と、記録などを織りまぜた人生を振り返ったものが多いようです。
いま『人生とは何か』と問われた時、あなたは何と答えますか?
その回答を一冊の本にしたためてみませんか。きっと、お子さんやお孫さん、知人・友人、ご子孫まであなたの本を手にした方は、あなたの生き方から多くの感動とともに教訓を得るに違いありません。
自分史は『心』の健康維持にも役立つことを知っていますか?
高齢化社会の進展に伴って社会問題化していることに、認知症やうつ病など『心の病』の増加があります。近年、この病気に効果的と注目されているのが『回想法』と呼ばれるものです。
『回想法』とは、アメリカの精神科医 ロバート・バトラー氏が1960年代に提唱した治療法で、過去の懐かしい思い出を語り合い、聞いてもらうことによって、脳を活性化させ生き生きした自分を取り戻させるという治療法です。
高齢期特有の抑うつ状態の緩和や、認知症の進行を遅らせる効果があると言われています。
自分史の本づくりの行程も、懐かしい過去を振り返ることから始まるので、まさに『回想法』に通じるものがあります。自分史を作りながら認知症を予防できたなら、一石二鳥です。 |
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