ブナの原生林を抜けて、和賀山塊を展望する!
和賀岳は真昼山地の主峰で、岩手県西和賀町と秋田県仙北市の県境に位置する。
ブナの原生林が広がる高下岳、薬師岳とともに和賀川源流域を構成し国の和賀岳自然環境保全地域に指定されている。
貝沢から県道1号を高下に向かい、上大荒沢バス停から右折すると、最後の民家で除雪は終わる。ここから高畑登山口まで約3.5kmの林道を歩く。
登山口から緩やかに続く尾根筋を登って行くと、杉林からブナ林と変わる。高度を増すごとにブナの木は太くなり、美しいブナ林となってくる。至る所に兎の足跡が点在し、道案内をしてくれているかのようだ。
1,066mピークへの登りは急こう配な所もあるが、登り切ると展望が開け緩やかな登りとなる。北東に岩手山が見え、後方には早池峰山が望まれる。
やがて高下岳の頂稜が見えてくる。雪のある時期はどこでも歩けるので、自分でコースどりをしながら歩くのも楽しい。
頂上稜線へは雪の斜面を真っ直ぐ登ると近く、少し急な斜面を一気に登ると頂上稜線に着く。展望は360度となり、雪庇を和賀川に突き出した和賀岳が目の前に迫ってくる。御来光に恵まれれば、最高の眺めだ。
北に向かう稜線は根菅岳を経て、北へ大荒沢岳、朝日岳へ向かう稜線と南西の和賀岳に向かう稜線に分かれる。
吹きさらしで硬くなった稜線を、小さな二つのピークを超えると、高下岳よりもわずかに高い根菅岳の山頂に着く。
根菅岳分岐は和賀岳と大荒沢岳に分岐であるが、和賀岳に向かう夏道は現在廃道になっている。
鞍部付近の風が当たらない所を見つけテントを張る。
最低鞍部から一つ目の急登なピークを登り、緩やかな登りで二つのピークを越えるとようやく山頂が見えてくる。左側には大きく雪庇が張り出しているので注意する。
最後の登りを終えると山頂に着く。冬の時期に山頂に立つ人はほとんどいないため、ここに立てたことは感動ものだ。
山頂は全方位の展望で、天気に恵まれれば県内の高い山は一望でき、運がよければ鳥海山も見える。
冬の天気は変わりやすいので早めにテントに戻り、テントを撤収して往路を戻る。
■募集期間/12月1日〜3月25日 都合の良い日を選んでください。
■コ ー ス/1日目:上大荒沢集落〜高畑登山口〜高下岳〜根菅岳〜
根菅岳鞍部 テント泊
2日目:鞍部〜和賀岳〜鞍部〜高下岳〜上大荒沢集落
■登山形態/単独・グループ登山 ≪1泊2日宿泊登山≫
■定 員/1名〜3名(1名様でも山行します)
■登山費用/1名の場合 1名:42,000円(諸経費別)
2名の場合 1名:34,000円(諸経費別)
交通費:2,000円(参加人数割り)
食 費:1人 1,500円(ガイド分は参加人数割り)
■歩行時間/1日目:8時間程(休憩時間は含まず)
2日目:7時間程(休憩時間は含まず)
雪のある時期は状態によって時間が変わります。時間は目安です。
■食 事/1日目の夕食・2日目の朝食は用意します。
夜の飲み物、行動食は、各自準備ください。
■装 備/冬用登山服装一式、冬用防寒着、冬用シュラフ、マット、
食器類、ヘッドランプ、登山靴、ストック、スノーシュー
アイゼン、スパッツ、ゴーグル、水筒、入浴用着替え
共同装備・食料は、各自に均等に分担します。
■受 付 日/登山希望日の10日前まで。
カレンダーで日程を確認してください。
■集合場所/盛岡市近郊であれば、ご自宅付近まで送迎します。
市外・県外の方は、待ち合わせ場所を指定して下さい。
遠方の方は盛岡市内に宿泊すると便利です。
■出発時間/盛岡付近4時30分頃
■申込み資格/歩行時間が8時間程を2日間歩ける方。
交代でランセルできる方。
■保 険/各自で山岳保険に加入してください。
■申込み先/インターネット メール
電話 080-5554−4417
■予約確定/ご入金後に、登山確定となります。
2回目以降の方は、登山時に直接持参でも構いません。 |
|
|
集落から高下岳・根菅岳を望む |
|
美しいブナ林の尾根を登る |
|
高下岳(右) |
|
高下岳から北方稜線 |
|
高下岳から北方稜線 |
|
根菅岳からの和賀岳 |
|
山頂はまだ先だ |
|
和賀岳山頂 |
|